2023年度、陸上競技部に入部した新人2名の素顔に迫ります!

2023年4月、コニカミノルタ陸上競技部に2名の新入部員が加わりました。その一人、廣澤優斗選手はどんな選手なのでしょうか。
陸上競技を始めたきっかけから、学生時代の目標達成の過程、実業団選手としての想いなど…。熱い想いを語ってくれました。

困難と向き合い、夢を実現

- 高校から陸上を始めたとのことですが、きっかけを教えてください。

廣澤:中学生の頃は剣道部に入っていたんですけど、陸上競技部との掛け持ちをしていました。陸上の大会に出たときにタイムが良かったこともあり、元々いろんなことにチャレンジしてみようという性格だったので、高校からは陸上をやってみることにしました。そこで日本全国から注目を浴びる箱根駅伝をTVで見て、その場面に映った自分の姿を想像して大学でも走ってみたいと思いました。

- 大学生の時に中距離から長距離へ途中で転向されましたが、どのような理由だったのでしょうか?

廣澤:箱根駅伝に出たいと思っていたのですが、高校では目立った実績が無かったため、一般受験で日本体育大学に入学しました。受験勉強のブランクがあって、なかなか長距離の練習についていけなかったころ、声を掛けてくださったのが中距離コーチでした。そこから本格的に中距離に取り組み、中距離パートの主将になりました。3年のオフシーズンには、中距離練習の一環で出た5000mの試合で13分50秒33の好タイムを出すことができ、駅伝ブロックの監督から声を掛けて頂きました。昔からの夢であった箱根駅伝に出たいという思いとの葛藤もあったのですが、中距離の主将としての役割を全うしたいと思い、ギリギリまで待ってもらい、途中からチームに合流しました。試合に対する不安はあったのですが、昔からの夢を目指し、モチベーションを高くもってトレーニングに臨むことで、10月の箱根駅伝予選会では初ハーフながら1時間3分53秒でチーム2位、チームとしても予選会を通過し、4年生の時に夢だった箱根駅伝の8区を走ることができました。

自分の強みを活かし、更なる成長に向けて

- 実業団選手として活動するにあたり、なぜコニカミノルタ陸上競技部を選ばれたのですか?

廣澤:実は複数の実業団から声をかけていただいたんですが、寮の設備を見学したり、監督やコーチの方と話しを重ねていくにつれ、コニカミノルタで活動するのが今後の陸上人生において一番成長できると思えたのが一番の理由です。またコーチの皆さんが年齢的にも自分と近いということもあって、ギャップを感じず、自分の意見を通してくださったり、選手目線で考えてくださる姿勢などからも入社を決めました。

- ライバルや目標としている選手はいますか?

廣澤:身近な存在になるんですが、柏選手です。同期ですが、マラソンですごい実績があるだけでなく、日々の練習に対して真面目に取り組む姿、だれよりも長く練習をしている姿を見てすごいなぁと思っています。自分とは選手としてのタイプが大きく違うので、化学反応が起こるようにお互いに刺激しあって成長していきたいです。普段から練習についても良く話をしています。

- 自身が考える選手としての強みはなんですか?

廣澤:大学で中距離をやっていたこともあり、やはりスピードだと思います。このスピードを維持しながら距離を伸ばしていきたいと思っています。コーチとも相談しながら、どうすれば距離を伸ばしながらスピードを維持できるか、日々考えて練習に取り組んでいます。そして駅伝では、1区を走りたいです。速い先輩たちがいらっしゃいますが、やはり1区は一番注目される区間ですし、自分の持ち味であるスピードを活かす展開ができると思っています。

- では最後に、コニカミノルタ陸上競技部での目標を教えて下さい。

廣澤:自分にとってもコニカミノルタというチームにとっても一番目に見え、実感できる結果を出す場がニューイヤー駅伝だと思うので、そこで優勝を目指していきたいです。また、個人としてはトラックを主戦場にしているので、そこで世界陸上やオリンピックの日本代表として選ばれたいと思っています。
これからも応援よろしくお願いします。

PROFILE

廣澤優斗(ひろさわゆうと)
2000年9月9日生まれ、栃木県出身。学生時代は日本体育大学陸上競技部にて、5000mでは日本インカレ8位入賞。同年10月の箱根駅伝予選会では初ハーフながら1時間3分53秒と活躍。
廣澤優斗(ひろさわゆうと)

2023年4月、コニカミノルタ陸上競技部に2名の新入部員が加わりました。今回答えてくれたのは、学生時代にパリ五輪マラソン日本代表選考会(MGC)の出場権を獲得した柏優吾選手。陸上競技を始めたきっかけから、実業団選手としての想い、将来の夢などをききました。

Vol.1 柏優吾選手