ニュースリリース

印刷現場の生産性向上に貢献するフラッグシップデジタル印刷システム 「AccurioPress C6100 / C6085」を発売
~調整の自動化とリアルタイム補正で、手間と無駄を最小限に~

2017年6月27日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、デジタル印刷システムのカラー最上位機種「AccurioPress (アキュリオ プレス) C6100」と「AccurioPress C6085」(2機種合わせて、以下「AccurioPress C6100シリーズ」)を2017年7月18日に発売いたします。
「AccurioPress C6100シリーズ」は、画質と画像安定性で定評のあった「bizhub PRESS (ビズハブ プレス) C1100」の後継機種で、特に高い生産性と多彩な用紙への対応力が求められる商業印刷市場に向け、出力調整の自動化と、用紙対応力の強化を図りました。
「AccurioPress C6100シリーズ」の投入により、ミッド ~ ヘビープロダクション領域におけるシェアをさらに高め、確固たる地位の確立に努めていきます。

「AccurioPress C6100シリーズ」が提供する価値

1.出力調整の自動化により稼働率向上と印刷物の高品質化を両立

近年、商業印刷の生産専用機としてもデジタル印刷機が普及していますが、商品カタログなど色再現を重要視する印刷物や、名刺など高い表裏見当精度が求められる印刷物の場合、事前の色調整や表裏見当調整に多くの手間と時間がかかっていました。
「AccurioPress C6100シリーズ」は、新開発の「インテリジェントクオリティーオプティマイザー」を搭載し、濃度管理、色調管理、表裏見当調整の自動化を実現し、今までのようなマニュアル測定や数値入力を不要にしました。これにより、煩雑な出力調整作業をすることなく高品質な印刷が実現し、調整時間の短縮と、オペレーターの技能差による調整時間のばらつき解消ができるため、印刷稼働率の大幅な向上に貢献します。

2.リアルタイム補正により高品質印刷物を安定して提供

インテリジェントクオリティーオプティマイザーは、色調や表裏見当を自動化するだけでなく、印刷中もリアルタイムでそれらを監視し、生産性を落とすことなく補正も行います。
この機能により、オペレーターが印刷中に度々チェックしなくても、印刷中の色変動や見当ずれを最小限にし、高品質な印刷物を安定して供給することができます。また、色や見当のずれを起因とする印刷ロスが抑えられるため、コスト改善や環境負荷低減、お客様からの信頼度向上に寄与します。

3.対応できる印刷用紙の幅が広がり、顧客のビジネス拡大に寄与

これまで要望の高かった封筒印刷機能を追加しました。さらに、長尺紙印刷への対応も進めています。通常紙よりも搬送の難しい、これらの用紙に対しても安定した搬送性を実現し、クライアントの期待に応える美しい仕上がりの印刷物提供に寄与することで、小ロット、短納期、オンデマンドというデジタル印刷の良さを活かした印刷物のより広い場面での提案を可能にし、お客様のビジネス拡大に貢献します。
また、厚紙対応性を強化し、従来機種よりも14%アップの坪量400g/m2の厚紙印刷にも対応可能です。タグやスタンドメニューなどに用いる厚紙にも両面印刷できるため、販促ツールやパッケージなどの印刷物へ用途が広がり、サービス範囲を拡大することができます。

「AccurioPress C6100シリーズ」の主な仕様

  AccurioPress C6100 AccurioPress C6085
生産性 (A4・A3サイズ) 100 ページ/分 85 ページ/分
出力解像度 3,600dpi相当x1,200 dpi
用紙対応力 対応用紙坪量 52~400g/m2
長尺紙印刷 1,300mm (片面印刷)、 762mm (自動両面印刷)
調整自動化 インテリジェントクオリティーオプティマイザー標準搭載
色調と表裏見当の自動補正、及びリアルタイム監視・調整
本体サイズ W950×D950×H1,319 mm (操作部含まず)
本体質量 440kg

本体標準価格

AccurioPress C6100 2,250万円(税別)
AccurioPress C6085 1,950万円(税別)

各種ユニット、オプション、設置料金は、別料金となります。

お客様のお問い合わせ先

コニカミノルタジャパン株式会社 お客様相談室 TEL:0120-805-039

商業・産業印刷事業について

コニカミノルタは、2014年の「bizhub PRESS C1100」の発売でミッドプロダクション領域へも本格展開し、高い出力画像品質と、連続印刷でも正確な色再現と高い色安定性で、数多くの顧客を獲得してまいりました。印刷会社の重要な命題に最適なソリューションを提供し、業容と収益の拡大に貢献したいという考えのもと、昨年5月にはB2インクジェットデジタル印刷機「AccurioJet(アキュリオ ジェット) KM-1」の発売をもって、商業・産業印刷向けの新ブランド「Accurio」を立ち上げました。
今年発表した中期経営計画「SHINKA 2019」のもと、商業・産業印刷分野においては、印刷物を発注する企業へのデジタルマーケティング提案と、その即時性に対応できるオンデマンド印刷での販促物、ラベル、パッケージなどを志向する印刷業界に向けたデジタル印刷機の提案を、ともに推進していくこととしています。産業印刷の領域では、既に、オンデマンドラベルプリンター「bizhub PRESS C71cf」の発売を機に、ラベル・パッケージ印刷市場への展開を開始しています。
この度の「AccurioPress C6100シリーズ」は、商業印刷業界におけるデジタル印刷の拡大を進めているコニカミノルタのフラッグシップ機として、市場で求められている生産コスト改善、印刷サービス拡大に寄与する商品競争力を更に強化しました。
今後も商業・産業印刷分野におけるお客様の課題解決に貢献するソリューションをご提供していきます。

2018年対応予定

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