ニュースリリース
2017年7月24日
コニカミノルタ株式会社（本社：東京都千代田区、社長：山名 昌衛、以下 コニカミノルタ）は、この度、年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF※）が3つのESG指数として採用した社会的責任投資インデックス「FTSE（フッツィー） Blossom Japan Index」「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」「MSCI 日本株女性活躍指数」の構成銘柄として選定されました。
「FTSE Blossom Japan Index」は、日本企業の中からESGの対応に優れた企業を組み入れたインデックスとして、グローバルインデックスプロバイダーである英国のFTSE Russellが新設したもので、世界最大の公的年金であるGPIFのESGのパッシブ運用ベンチマークとして採用されました。
また、「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」「MSCI 日本株女性活躍指数」も、世界的なESGリサーチ・指数のプロバイダーである米国のMSCI Inc.が、この度ESG指数として新たに発表した指数で、両指数はGPIFにより採用されました。コニカミノルタは、「MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」では「人的資源開発」と「サプライチェーンと労働管理」の項目で高評価を得ており、「MSCI 日本株女性活躍指数」では制度と情報開示の充実が高評価につながったものと考えます。
CSRとしてのソーシャルイノベーションへの取り組み
コニカミノルタのCSR活動では、社会課題の解決に貢献するとともに、企業としての競争力強化のため、特に「環境」と「ソーシャルイノベーション」の分野で積極的な取り組みを進めています。
ソーシャルイノベーションの取り組みの一例に、独自のセンシング技術と画像処理技術に、ICTを用いて開発した、介護ワークフローを変革する見守りシステム「ケアサポートソリューション」の日本での提供があります。高齢化が進む現在の社会においては、要介護者が増加する一方で、生産年齢人口の減少を背景に介護スタッフ不足が深刻化しています。「ケアサポートソリューション」は、センシング技術を駆使した装置による「見守り」や、スマートフォンを使った通知や記録作成、閲覧、情報共有で、介護スタッフの業務負荷低減や効率化に貢献します。高齢者の介護対応の問題は、今後、他の国でも起こりうるものであり、その解決に大きく貢献するソリューションであると考えます。
2017年度からスタートした新中期経営計画「SHINKA 2019」では、お客様や人間社会の進化のために、潜在的課題を先取りし、その解決に資する新たな価値を創出し続ける「課題提起型デジタルカンパニー」となることを目指しており、この実現とともに、持続可能な社会の実現に向けてSDGs（持続可能な開発目標）の達成にも貢献してまいります。
「FTSE4Good（フッツィーフォーグッド） Global Index」にも14年連続で選定
コニカミノルタは、「FTSE4Good Global Index」にも14年連続で選定されました。
「FTSE4Good Global Index」は、FTSE Russellが、世界の企業を対象に、環境、社会、ガバナンスといったESGテーマの企業評価を行い、高い基準に合致した企業のみをインデックスに組み入れ、企業の持続可能性に関心を持つ投資家やSRIファンドの選択基準として提供するものです。
参考情報：社外からの評価
上記の評価も含め、コニカミノルタは、グローバルなSRI指標やCSR格付けで数々の高い評価を受けています。
| Dow Jones Sustainability Index （米国、スイス） | SRI指標 | World Index （DJSI World）： 2012年から連続で構成銘柄に組み込み Asia Pacific Index （DJSI Asia Pacific）： 2009年から連続で構成銘柄に組み込み |
|---|---|---|
| FTSE4Good Index （英国） | SRI指標 | 2003年から連続で構成銘柄に組み込み |
| FTSE Blossom Japan Index （英国） | SRI指標 | 2017年新設当初から構成銘柄に組み込み |
| MSCI ESGリーダーズ Indexes （米国） | SRI指標 | 2010年から連続で構成銘柄に組み込み
※2010年より前の組み込み有無について情報なし |
| MSCI ジャパンESGセレクト・リーダーズ指数 （米国） | SRI指標 | 2017年新設当初から構成銘柄に組み込み |
| MSCI 日本株女性活躍指数 （米国） | SRI指標 | 2017年新設当初から構成銘柄に組み込み |
| モーニングスター社会的責任投資株価指数 （日本） | SRI指標 | 2003年から連続で構成銘柄に組み込み |
| RobecoSAM （スイス） | CSR格付け | 「シルバークラス」に選定（2017年1月） |
| イーコム （oekom）（ドイツ） | CSR格付け | トップクラスの「Prime」認定を2011年から維持 |
| エティベル （Ethibel）（ベルギー） | CSR格付け | 「Ethibel Pioneer」及び「Ethibel Excellence」の投資ユニバースに選定（2017年1月） |
| CDP （英国） | 環境格付け | 「気候変動Aリスト」企業として認定（2016年10月） |
※GPIF：年金積立金管理運用独立行政法人（Government Pension Investment Fund）
厚生労働省が所管する、厚生年金と国民年金の年金積立金を管理、運用する独立行政法人。
関連リンク
ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更（生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など）されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。