ニュースリリース

シーメンスヘルスケアから国内経腟超音波事業を譲受
~コニカミノルタ、ウーマンズヘルス分野を拡充~

2017年10月10日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、日本の販売子会社コニカミノルタジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:原口 淳、以下 KMJ)が、シーメンスヘルスケア株式会社(本社: 東京都品川区、社長:森 秀顕、以下 SHKK)と国内経腟超音波事業について譲渡契約を締結したことを、お知らせ致します。
KMJは、SHKK製 日本向け経腟用超音波画像診断装置「SONOVISTA(ソノビスタ)シリーズ」販売事業の獲得を、2018年1月1日に予定しています。


SONOVISTA FX PE

狙い

SHKKは、Siemens AG (本社:ドイツ、CEO:Joe Kaeser)の100%子会社で、CT、MRI、X線、超音波診断装置など医療機器の輸入販売、修理、保守、リースを中核とした、病院およびクリニック向け画像診断事業を国内で展開しています。 その中で、産婦人科検診や妊娠初期着床診断、不妊治療に利用される「経腟用超音波診断装置」は、国内で高いシェアを占めています。
この事業譲渡により、コニカミノルタは以下の効果発揮を狙います。

  • SHKKの経腟用超音波診断領域における顧客獲得により、国内産婦人科超音波診断市場に参入し、既存の整形外科や内科向けの超音波販売展開に加え、さらなる販売拡大を目指します。
  • この事業譲渡により、コニカミノルタ全体の産婦人科市場での販売およびサービス展開力、開発力、商品力のレベルアップを図ります。

背景

コニカミノルタは、DR※1、超音波診断装置、医療ITなどで、病院・クリニック向けを中心にヘルスケア事業を展開しており、近年注目を集めているウーマンズヘルス分野においても、乳がん診断の質向上と効率化に寄与するマンモグラフィ診断支援装置「NEOVISTA I-PACS CAD typeM」※2や超音波診断装置「SONIMAGE(ソニマージュ) HS1」、乳がん手術後の患者の負担軽減に寄与する乳房小線源治療用アプリケーター「SAVI(サヴィ)」※3などを提供しています。さらに、先のInvicro社、Ambry Genetics社買収によるプレシジョン・メディシン戦略においても、乳がん、卵巣がん、子宮頸がん、胎児遺伝子などウーマンズヘルス分野で貢献できるものと考えております。
今回の事業譲受は、ウーマンズヘルス分野への事業展開を加速するための足がかりのひとつと考えており、今後は乳腺外科へのソリューションの拡大とともに、生殖医療分野を視野に入れた産婦人科での提供価値を高め、さらに、プレシジョン・メディシンとも融合させることで、患者のQOL(Quality of Life)向上に貢献していきます。

お客様のお問い合わせ先

コニカミノルタジャパン株式会社
TEL:03-6324-1080 http://konicaminolta.jp/healthcare/New Window

※1Digital Radiography: 照射されたX線をセンサーパネルで受光し、ダイレクトにデジタル画像を得る撮影方式の総称。
※2医師の読影(画像を見て診断すること)を補助するために、乳がんの疑いのある陰影を高精度で自動検出し、診断の参考情報として表示する装置
※3乳がんの小線源治療用のアプリケーターで、乳房を部分的に切除してがんを取り除いた後、乳房内再発を防止する目的で放射線治療を行う。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。