ニュースリリース

より鮮やかで印象的な印刷物を提供できる広色域トナー採用の
デジタル印刷システム「AccurioPress C83hc」を発売
~人肌の滑らかさ・明るいブルー・パステルグリーン・鮮やかなピンクで高い色再現~

2018年10月23日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、モニター画面に近い鮮やかな色合いを表現できるハイクロマトナー(高彩度トナー)採用のデジタル印刷システム「AccurioPress (アキュリオ プレス) C83hc」を2018年11月1日に発売いたします。
「AccurioPress C83hc」は、明るいブルー・パステルグリーン・鮮やかなピンクの高い色再現に定評のあった「bizhub PRESS (ビズハブ プレス) C71hc」に、人肌再現の滑らかさをあらためて価値提案する後継機種で、特に高い生産性と出力調整の自動化、さらには用紙対応力の強化を図りました。

「AccurioPress C83hc」が提供する価値

1.ビビッドな色再現、滑らかな人肌再現により顧客のビジネス拡大に貢献

明るい空、ネオン、シルクのドレスの光など、通常のデジタル印刷ではビビッドな色再現が困難なモチーフも、ハイクロマトナーによってモニター画面に近い鮮やかな色合いの表現が可能です。また、企業のロゴマークなどの特色表現も、広い色域をカバーするハイクロマトナーなら、クライアントの期待に応える美しい仕上りの印刷物提供に寄与します。
さらに、滑らかな人肌再現により、フォトブックや写真入りカタログなどでも、より高品質な印刷物の提供が可能となります。

「AccurioPress C83hc」が提供するビビッドな印刷は、色にこだわりたいフォトブックや、インパクトのあるPOPやポスター、鮮やかなイラスト、明るい印象が好まれる子供向け教材など、様々な印刷物のより広い場面での提案を可能にし、小ロット、短納期、オンデマンドというデジタル印刷の良さを活かしたお客様のビジネス拡大に貢献します。

2.出力速度アップと出力調整の自動化により生産性を向上

「AccurioPress C83hc」は、従来機種の定評ある高画質はそのままで、出力速度がA4サイズで毎分81ページ(14%増)、A3サイズで毎分45ページ(18%増)へとアップしました。さらに、厚紙対応力も向上させ、紙厚216g/m2まで速度を落とすことなく印刷が可能なため、名刺等の厚紙用途における生産性の向上に寄与します。

また、「インテリジェントクオリティーオプティマイザー」をオプション接続することで、濃度管理、色調管理、表裏見当調整を自動化し、印刷中もリアルタイムでそれらを監視し、生産性を落とすことなく補正も行います。
これにより、煩雑な出力調整作業が不要になり、印刷中も色変動や見当ずれをオペレーターが度々チェックしなくても、高品質な印刷物を安定して供給することができ、本機の特長である色再現の精度も向上させます。また、印刷ロスが抑えられるため、コスト改善や環境負荷低減、クライアントからの信頼度向上にも寄与します。

インテリジェントクオリティーオプティマイザー

3.長尺印刷の強化により顧客の印刷サービス拡大をサポート

「AccurioPress C83hc」は、長尺印刷において、従来機よりも100mm長い1,300mmにも対応し、A4・レターサイズの6面付け印刷を実現しました。また、長さ762mmまでの紙ならば自動両面印刷が可能で、最大1,000枚の大容量給紙ユニットも利用もできるため、本機の特長である色再現を最大限に生かしたA4三つ折りカタログや、メニュー、ブックカバー(表紙)などの印刷をより効率的に行えます。

「AccurioPress C83hc」の主な仕様

生産性 A4サイズ 81枚/分(~216g/m2
A3サイズ 45枚/分
出力解像度 3,600dpi相当×1,200dpi
用紙対応力 対応用紙坪量 62~350g/m2(コート紙:81~350g/m2
長尺紙印刷 1,300mm(762mm大量連続給紙/LU-202XLm)
調整自動化 インテリジェントクオリティーオプティマイザー/IQ-501
(色調と表裏見当の自動補正、及びリアルタイム監視・調整)
本体サイズ W800×D903×H1,041mm(操作部含まず)
本体質量 312kg

対応ユニットはオプションとなります。

本体標準価格

805万円(税別)

*各種ユニット、オプション、設置料金は、別料金となります。

お客様のお問い合わせ先

コニカミノルタジャパン株式会社 お客様相談室 TEL:0120-805-039

■ハイクロマトナー(高彩度トナー)について

私たちが見慣れたスマートフォン、パソコンなどのモニター画面は、通常のトナーより広い色域をカバーしているため、通常のトナーを使ったデジタル印刷では、特に、ピンクや紫、明るい緑の色域が狭く、印刷すると色がくすんだり濁ったりしてしまいます。この問題を解決するために、コニカミノルタは、彩度と明度をさらに高めたハイクロマトナーを開発し、モニター画面に近い色再現領域を実現させました。 トナーには様々な素材が含まれていますが、その中で色に関係するのが色材です。ハイクロマトナーには、独自のカラー色材技術を応用した、銅キレート型のマゼンタ色材とフタロシアニン型のシアン色材が使われています。特にマゼンタ色材は、カラー写真に実用していたピラゾロトリアゾールという分子骨格をベースに、色素のキレート化技術を用いた大変ユニークな色材で、他の追随を許さない高い色再現性を実現しています。


赤いライン:モニター画面の色域
緑のライン:通常のトナーの色域
色付き部分:ハイクロマトナーの色域

報道関係お問い合わせ先

コニカミノルタ株式会社 広報グループ TEL:03-6250-2100

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