ニュースリリース

デジタル印刷システム「AccurioPress C6100」など 9機種が国際セキュリティ規格の評価基準「HCD-PP」に適合

2019年1月30日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、デジタル印刷システム「AccurioPress(アキュリオプレス) C6100」を含む以下の9機種が、国際セキュリティ規格ISO/IEC15408のデジタル複合機における評価基準である「ハードコピーデバイスプロテクションプロファイル v1.0」(以下 HCD-PP)に適合したことをお知らせいたします。

【適合機種】

  • デジタル印刷システム 「AccurioPress C6100」「AccurioPress C6085」 「AccurioPress C2070」「AccurioPress C2070P」「AccurioPress C2060」 「AccurioPress 6136」「AccurioPress 6136P」「AccurioPress 6120」
  • プロダクションプリンター 「bizhub(ビズハブ) PRO 1100」
AccurioPress C6100

HCD-PPは、日米の両政府がデジタル複合機を調達する際のセキュリティ要件として開発された「ハードコピーデバイス(ディジタル複合機)プロテクションプロファイル」で、特にデータの保存や通信などの際に使う暗号化技術の検証については、大変厳しい条件をクリアすることが求められます。
コニカミノルタの今回の適合認定獲得は、製品でのセキュリティ対策が最新の脆弱性にも対応し、高いレベルにあると証明された結果であり、製品を利用する顧客の情報資産の滅失や漏えいのリスク低減に寄与するものと考えています。

複合機のセキュリティへの取り組み

現在、IT製品や情報システムの利用において、不正アクセス・ウイルス感染・情報漏洩などの問題により、損害を被る事件や事故が発生しており、複合機においても、セキュリティの対策は重要となっています。
コニカミノルタでは、安心して製品をご利用いただくために、複合機に随時最新のセキュリティ機能を搭載し、周囲からのセキュリティ攻撃に対抗できるよう継続的に取り組んでいます。例えば、ネットワークプロトコルの利用制御やIPフィルタリングによるネットワーク経由の不正アクセス制限、ユーザー認証によるMFPの利用管理、通信データの暗号化機能、HD暗号化機能などを全機種に搭載しています。
HCD-PPには、データ保存時の暗号化における暗号アルゴリズムや、ファームウェアの改ざん防止などについて、実機を使った検証が要件として取込まれています。これにより、リース返却後や廃棄処分の際の複合機内に保存された文書データの漏えいや、ファームウェアの不正な書き換えなどといったセキュリティリスクに確実に対応できることが、客観的に保証されます。
コニカミノルタは、第三者機関の認証を取得することを方針としており、その際、セキュリティ向上のためには最新の評価方法を用いることが有効であると考え、今後もHCD-PP適合機種を拡大してまいります。

適合機種の紹介

デジタル印刷システム「AccurioPress C6100/C6085」

自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー IQ-501」を搭載し、濃度管理、色調管理、表裏見当調整の自動化を実現した、印刷現場の生産性向上に貢献するフラッグシップデジタル印刷システムです。

デジタル印刷システム「AccurioPress C2070/C2070P/C2060」

厚紙、封筒、長尺など、用紙対応力を強化して使用用途を広げた、より多様な印刷を志向するユーザーに応えるマルチロールプロダクション印刷システムです。

デジタル印刷システム「AccurioPress 6136/6136P/6120」

クラス最高峰の生産性、信頼性、省人化によりオフセットトランスファーを加速させる、業務効率を追求した ハイエンドモノクロデジタル印刷システムです。

プロダクションプリンター「bizhub PRO 1100」

企業、官公庁、学校などの集中印刷部門から商業印刷まで幅広い用途で活躍できる、高い生産性と印刷品質の両立を実現したモノクロデジタル印刷機です。

HCD-PPについて

HCD-PPは、日本の認証機関である独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と米国政府のITセキュリティ認証機関National Information Assurance Partnership (NIAP)主導のもと、複合機メーカー各社や評価機関などの協力により、日米の政府調達のセキュリティ要件として開発されました。2017年には、ISO/IEC 15408相互承認の国際的枠組みであるCommon Criteria Recognition Arrangement (CCRA) 公式サイトにも認証済みのプロテクションプロファイル(セキュリティ要求仕様書)として掲載されており、HCD-PPに適合した製品は、欧米を中心とした世界28ヶ国にも認証実績が適用されています。

Protection Profile for Hardcopy Devices, 1.0 dated September 10, 2015

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