ニュースリリース

企業のデジタルトランスフォーメーションを促進する
リアルオフィスのITサービスへのタッチポイント
「bizhub iシリーズ」にカラー中高速機を拡充
統合型サービスで様々な業種の働き方改革を支援

2019年12月17日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、フルモデルチェンジした新世代複合機「bizhub iシリーズ」に、カラー中高速機 (A3カラー複合機「bizhub(ビズハブ)C650i」「bizhub C550i」「bizhub C450i」)を新たに加え、2020年1月より順次発売開始します。

「bizhub iシリーズ」の導入により、オフィスで複合機から簡単に高度なITサービスが活用可能になります。また、IoT機器の特性を踏まえた強固なセキュリティー機能により、ウイルスやマルウェアを複合機で検知しオフィス内部の感染拡大を防ぐなど、オフィスのセキュリティー強化を支援します。さらに、リモートメンテナンスによる常時監視・保守や自動アップデートにより複合機が最適な状態に維持されるほか、災害時の早期復旧が可能になるなど、将来にわたって顧客の事業継続をサポートするサステナブル(持続的)な高品質サービスを提供します。

「bizhub iシリーズ」導入の背景

働き方改革関連法を受けて顧客の抜本的な働き方改革が求められている中、コニカミノルタは自社実践ノウハウ「いいじかん設計」を展開しています。作業時間削減のみならず、「創造じかん」と「自分じかん」を生み出し、企業の生産性や創造性を高める新しい働き方を提案しています。
このためには企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)によるIT活用が不可欠ですが、特に中小企業ではITサポート専任者が不在な企業も多く、IT活用が進んでいるとは言えません。コニカミノルタはこれまでの複合機の枠を超えて、統合サービスプラットフォーム「Workplace Hub(ワークプレイスハブ)」と複合機の統合型サービス展開により、このような顧客の課題解決に取り組みます。企業のDXを促進しオフィスのITサービスとのタッチポイントとなる「bizhub iシリーズ」の発売により、オフィスの現場での新しい働き方への転換と効率的なIT活用を支援していきます。

「bizhub iシリーズ」カラー中高速機が提供する価値

1. 利用者としての価値

・ビジネスドキュメント作成の生産性向上を実現するオフィスのセンターマシン

「bizhub iシリーズ」カラー中高速機では、高速出力に加え、必要な時に、必要な形で、必要な数だけ素早く作成できるオンデマンド印刷に対応しています。ブックレット作成も可能な豊富なフィニッシャーオプションに加え、新たに紙種センサーによる自動での用紙種類設定機能を搭載*1しました。ユーザーの用紙設定の煩わしさを取り除き、用紙の設定ミスによる用紙ジャムや画像不良の発生を抑制することで、ユーザーの生産性向上をサポートします。

*1用紙の種類(再生紙、厚紙、薄紙、封筒、OHP用紙)を自動で検知し、最適な印刷モードへ自動変更する機能。対象はオプション含む全ての用紙カセット。「bizhub C650i」「bizhub C550i」「bizhub C450i」は標準搭載。「bizhub C360i」「bizhub C300i」「bizhub C250i」はオプション設定。

・身近に使える高度なITサービス

働き方改革のなかでリモートオフィス等、働く場所も多様化しています。コニカミノルタはモバイル機器との連携の使いやすさを高めたのはもちろんのこと、複合機の将来のオフィスでの役割を考え、集合型のリアルオフィスでの複合機をもはや単にコピー、スキャン、FAXを操作する箱ではなく、ITサービスを利用するタッチポイントと位置付けました。「bizhub iシリーズ」では、パネルやドライバーのデザインを直観的かつ分かりやすいユーザーインターフェイス(UI)に刷新すると共にクラウドとの接続性を強化しています。そのためITの専門知識がなくとも、使い慣れた複合機のオペレーションパネルから簡単に高度なITサービスを利用することが可能です。
「bizhub iシリーズ」は、必要な複合機機能やアプリケーションを、コニカミノルタのオンラインマーケットプレイスより複合機に適宜ダウンロードして使用できます*2。各アプリケーションはユーザー認証と連携し、各個人ごとに必要なものだけを画面に表示*2するほか、アクセス管理によりセキュリティーも担保します。また、各アプリケーションはオンラインマーケットプレイスにより一元管理されて一覧でき、IT部門の運用も容易です。

*22020年春対応予定

2.管理者としての価値

・IoT機器の特性を踏まえたセキュリティーの強化

今日企業経営を脅かすサイバー攻撃のリスクは増大し、PC/サーバー同様に複合機もIoT機器の1つとして顧客環境を守ることが求められています。「bizhub iシリーズ」は、業界で初めて*3複合機に、AV-TEST*4で高検出率を誇るウイルススキャンエンジン(Bitdefender社)を採用することで、複合機自身の感染防止にとどまらず他のPCやサーバーへの拡散を防御し、複合機が企業の情報漏洩の踏み台になることを防ぎます。複合機と外部環境との間でやり取りするデータを常に監視しているため、オフィス内の複合機に入力されるデータのウイルスやマルウェアを即座に検知し、ファイルの削除などの処理を自動的に行います。さらにWorkplace Hubとの連携により、ウイルススキャンの統合管理に加え、内部ファイヤーウォール機能を活用した強固なセキュリティーシステムを実現し顧客の重要なデータを守ります。

*3コニカミノルタ調べ。

*4独立機関最大手であるドイツのAV-TEST研究所によるセキュリティーソフト評価。

コニカミノルタの複合機におけるセキュリティーの考え方については別紙に記載。

・柔軟なクラウドへの移行支援

「bizhub iシリーズ」は、Workplace Hubを含むコニカミノルタ独自のハイブリッド提案(オンプレミスとクラウドの組み合わせ)として、顧客のビジネスの進度に合わせて最適化を図りながら、柔軟な提案が可能です。

3.経営者としての価値

・サステナブル(持続的)な高品質サービス

「bizhub iシリーズ」は、導入後もアプリケーションのアップデートによりサービスが進化し続けます。また、複合機としての高い性能と信頼性を備え、リモートメンテナンスにより常時監視・保守されるほか、自動アップデートにより複合機を最適な状態に維持することが可能です。また災害時には、バックアップデータからの早期復旧が可能です。コニカミノルタはモノの価値だけではなく、セキュリティーのコンサルテーションを含めた運用面にいたるまで、様々な顧客状況の変化においても高品質なサービスをワンストップで持続することで、将来にわたる顧客の事業継続をサポートします。

コニカミノルタは、人・場所・デバイスを繋げ、時と場所に制約されない働き方を提案し、顧客の生産性・創造性向上に貢献しています。今後さらに、顧客データの分析による課題の発見と、パートナーとして共にその課題を解決していく「課題提起型デジタルカンパニー」へと進化していきます。

【本体標準価格】

名称速度価格(税別)
bizhub C650i65枚/分(カラー)/65枚/分(モノクロ)2,750,000円
bizhub C550i55枚/分(カラー)/55枚/分(モノクロ)2,550,000円
bizhub C450i45枚/分(カラー)/45枚/分(モノクロ)2,250,000円

各種ユニット、オプション、設置料金は、別料金となります。

【 お客様のお問い合わせ先 】

コニカミノルタジャパン株式会社 お客様相談室 TEL:0120-805-039

KONICA MINOLTAロゴ、シンボルマーク、bizhub、bizhubロゴは、コニカミノルタ(株)の登録商標又は商標です。

その他のブランド名および製品名は各社の登録商標または商標です。

製品の仕様・外観・価格は都合により予告なしに変更する場合があります。

関連リンク

コニカミノルタの複合機におけるセキュリティーの考え方

通常、PCなどのIT機器は利用者が明確です。一方サーバーなどは、現在は特定のエリア(データセンター)などに集約し、かつ管理も情報システム部門がしっかりと行っています。

これに対してIoT機器は、当初はネットワークに接続することを想定していなかったデバイスが中心で、

  1. ネットワーク内のいたるところに設置される
  2. 動作するアプリケーションが特有の機能を持っている
  3. PCと異なり常に利用者が1対1で紐づくようなものではない

という特徴があります。

一般的に、IoT機器は情報システム部門の管理とは別に管理されることが多く、その出現背景からもセキュリティー確保が難しいと言われています。IT機器の場合は、使うアプリケーション毎にファイヤーウォールなどでポリシーを決めて透過/遮断などのコントロールが可能ですが、IoT機器の場合は、特有のアプリケーションを使っているため単純にポリシー設定ができません。複合機もネットワークに接続されるようになって久しいですが、コニカミノルタはその特徴面から、複合機はIoT機器に属すると考えています。

IoT機器に関するセキュリティーとしては、

  1. アカウント管理(操作権限管理)を厳格に行う
  2. 不要なアプリケーション通信は許可しない(ネットワーク分離など)
  3. 工場出荷時のパスワードなどは使用しない
  4. 事故発生時の対応スキームをあらかじめ明確にしておく
  5. 可能な限り、盗難対策および盗難時の情報漏洩対策を講じる(内部データ暗号化など)

などが必要です。

これらがまさに複合機にも求められるセキュリティーであり、コニカミノルタはメーカーとして、従来の複合機セキュリティー・サービス「bizhub SECURE」における複合機HDD保護サービスに加えて、複合機にBitDefender社のウイルススキャンエンジンを実装しました。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。