ニュースリリース

お客様の「みたい」想いに応え続けて、社会課題を解決

2020年1月1日

コニカミノルタ株式会社
代表執行役社長 兼 CEO 山名 昌衛

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2019年、国内においては、新元号「令和」への改元で大きな祝賀ムードに包まれた一方、全国各地で発生した自然災害が未曽有の被害をもたらしました。未だに復興の途上におられる皆様には心よりお見舞い申し上げます。グローバルにおいては、米中貿易摩擦の激化にともない、非常に厳しい環境下での事業運営となりました。2020年は、引き続き欧州の政局不安定化や、米国の大統領選挙の動向等の地政学的リスクを注視しつつ、東京オリンピック・パラリンピック開催を契機とした機会を捉え、社会の進化に貢献してまいります。

当社は、1873年の創業以来、光学、材料、画像処理、微細加工といったコア技術をベースに、見えないものを見える化することで、お客様の様々な「みたい」という想いに応え続けてきました。これは今後も変わらないコニカミノルタのDNAです。

2017年から3か年の中期経営計画「SHINKA2019」の下、社会的価値につながるイノベーションを創出してまいりました。具体的には、2030年の社会課題、例えば、労働力の不足やミスマッチ、医療・介護需要の増大、といった課題を見据えた事業を生み出しています。エッジIoTプラットフォーム「Workplace Hub」の販売拡大を通して、一括したITサービスをお客様に提供している他、介護分野においては、センサーやスマートフォンを活用したサービスの導入を通じて、介護士の業務の生産性を向上させ、高齢者のQOL(クオリティーオブライフ:生活の質)向上につなげています。

このように、当社は、顧客企業にデジタルのワークプレイスを提供することで、その企業で働くプロフェッショナルの生産性や創造性を高める環境を作りたいと考えています。プロフェッショナルの皆様が生き生きと働くことが、その先で支援を受ける皆様の生きがいにつながります。

こうした活動において、実行力の源泉となるのは「人財」です。2020年には、当社独自の画像IoT・AI人財のさらなる強化・交流を進め、お客様の「みたい」に応えるイノベーションを創出する新たな研究開発拠点を関西地区に創設します。当社の4万人を超える人財が、一人ひとりの違いを力にし、さらには、当社だけではなく、お客様、パートナーとオープンにつながることで、地球環境と人間社会に新たな価値を創出していまいります。

本年も皆様⽅のご健康とご多幸を⼼からお祈りいたしますとともに、当社グループに対しましても、なお⼀層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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