ニュースリリース

イメージングの進化により社会から真に必要とされる価値を共創

2021年1月1日

コニカミノルタ株式会社
代表執行役社長 兼 CEO 山名 昌衛

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2020年においては、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大するなか、働く人々とその家族の健康・安全の確保を最優先に、感染拡大の防止に努め、リスクを注視しながらの事業運営となりました。グローバルに大流行が長期化するなか、感染拡大防止に向けて継続して第一線で働かれている政府、自治体の皆様、そして日夜感染者の診断・治療に尽力されている医療従事者の皆様には心から敬意と感謝を表します。

新型コロナウイルスの感染拡大は、経済活動や社会生活の常識を一変させ、私たちの価値観や生活様式、働き方が大きく変化しました。コニカミノルタは、このような状況下で自分たちに何ができるのかを考え、「安心・安全」、「リモート・非接触」、「個別化・分散化」といった、今後社会に真に必要とされる価値を創出し、事業を持続的に成長させることで人間社会の進化に貢献してまいります。

安心・安全な働き方の実現にむけ、急速に需要が高まったテレワークの導入支援のほか、オフィスでの接触感染防止として、室内を抗菌するソリューションを提供しています。また発熱者を遠隔でスクリーニングするサーマルカメラは、様々な働く現場における感染リスク低減や日常の体調管理を支援しています。医療の分野においては、X線動画解析技術により肺や呼吸の診断を高度化するとともに、新型コロナウイルス感染症の軽症・中等症入院患者のバイタルデータを遠隔モニタリングするシステムを販売開始しました。医療従事者の安全を守りながら作業効率を高め、医療崩壊リスク低減に貢献します。

時代の変化を捉えた事業を創出するには、独自の技術を深耕するとともに、世の中の先進的な技術を融合させ、新しい発想で価値をつくることが欠かせません。昨年は、画像IoT/AI技術の連携・開発の拠点「Innovation Garden OSAKA Center」を当社高槻サイトに開設するとともに、当社の強みであるイメージング技術をベースにした画像IoTプラットフォーム「FORXAI(フォーサイ)」を発表しました。これらのオープンイノベーションの場において、顧客やパートナーと協働することで社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させます。

このような新たな価値の創造に向けた実行力の源泉となるのは「人財」です。当社の4万人以上の従業員それぞれが「個」の力を高めて輝くことで、新たな中期経営戦略「DX2022」において高収益なビジネスへと飛躍し、真の社会課題解決型企業へと転換を進めます。再構築した経営ビジョン「Imaging to the People」の実現に向け、当社グループ一丸となって取り組んでまいります。

本年も皆さま方のご健康とご多幸を心からお祈りいたしますとともに、当社グループに対しましても、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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