ニュースリリース

コンパクトかつ多才なデジタル印刷システム「AccurioPress C7100」
自動化・省力化・スキルレスをさらに強化

2021年4月26日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、デジタル印刷システム「AccurioPress (アキュリオ プレス) C7100」を2021年5月11日に発売予定です。また、新製品発表会を6月2日にウェビナーにて開催いたします。

「AccurioPress C7100」は、高画質および多彩な用紙への対応力と、自動品質最適化ユニットで評価を得ている「AccurioPress C6100」の後継機種となります。本体の横幅を従来機種から約1割削減した800mmに縮小しながらも、ワンランク上の「AccurioPress C14000シリーズ」と同等のオプション装着とワークフローの自動化・効率化・スキルレスを実現します。

「AccurioPress C7100」では、自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ -501)*1」の新機能である、「1to1印刷(バリアブル印刷*2)の自動検査機能」も利用可能です。また、「AccurioPress C14000シリーズ」に投入された、「インライントリマーシステム」も装着することができ、従来のマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現します。
さらに、色管理システム「AccurioPro (アキュリオ プロ) Color Manager」の利用により、最適な色合わせと簡易な色検証による色管理が可能になり、常にベストな色のコンディションで安心感をもって印刷業務を行え、オペレーターの生産性を向上させます。

コニカミノルタは、デジタル印刷システムに様々な工程の自動化と統合的なカラーマネジメントを付加することで、印刷現場の自動化、省力化、スキルレスを強化し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による働き方改革を支援いたします。また、多彩な印刷物を生み出すことができる各種の機能により、オンデマンドサービスの可能性を広げ、顧客の事業拡大に貢献します。

【 「AccurioPress C7100」が提供する価値 】

1.印刷および後処理作業の自動化で省力化とスキルレスを提供

コニカミノルタは、2017年に自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ -501)」で、他社に先駆けた出力調整や紙面検査の自動化技術を導入して以来、次々とオペレーションを⾃動化し、省力化とスキルレスを提供してきました。「AccurioPress C7100」においても、用紙設定、調整作業、検品、後処理加工について自動化しています。

◆用紙設定:

オペレーターが印刷に使用する用紙を設定したい場合に、センサーに用紙を挿入することで自動的に用紙の重さと種類を読み取り、AIにより用紙の厚みと種類の自動判定を行うことで、用紙設定の候補を表示します。標準搭載された用紙プロファイル約300種類の中から提示された候補から、最適なプロファイルを選択するだけで、不適切な設定に起因する不具合を軽減します。

◆調整作業:

濃度や色調管理、表裏印字の位置調整を自動化することで、作業時間の短縮を可能にしたほか、技能差による調整時間のばらつきを解消させます。また、印刷中もリアルタイムで色調や印字位置を監視し、生産性を落とすことなく補正も行います。

◆検品:

紙の汚れや印刷の欠損などの検査を自動で行い、不適合品を排出するだけでなくリカバリー印刷まで自動化することができます。さらに、バリアブル印刷検品機能が加わり、数字やバーコードといった1枚ごとに印刷が異なるデータ(バリアブルデータ)について、リアルタイム照合と不適合品の排出も可能になり、今まで以上に検査工数の大幅削減と印刷品質への安心感を提供します。

◆後処理加工:

4方断裁、名刺やカードの複数カッティング、折り目などについて、インライン処理を実現しました。これにより、名刺、カード、チケット、両面パンフレット、フルブリードポスター*3などの後加工がインラインかつワンパス自動処理で可能となり、従来のオフラインの後加工機によるマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現します。

2.顧客のビジネス拡大に寄与するメディア対応力

封筒への印刷は、従来機種ではオプションユニットが必要でしたが、「AccurioPress C7100」では定着ユニットの改良により、オプションユニット無しで印刷できるようになりました。さらに、長尺紙への自動両面印刷が従来機種よりも18%長い900mmまで可能となり、A4サイズの三つ折り印刷物やポスターなど、特徴ある印刷物の提供が可能となります

また、紙質に合わせて転写ローラーの位置と圧力を自動で最適化できるようになり、エンボス紙への印刷がさらに高画質になりました。幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷において要求される高い質感や表現力の拡大を実現させました。

本機は、クライアントの期待に応える美しい仕上がりを実現し、小ロット、短納期、オンデマンドというデジタル印刷の良さを活かすことで、クライアントへのより幅広い提案を可能とさせ、印刷事業者のビジネス拡大に貢献します。

【 「AccurioPress C7100」の主な仕様 】

電源単相3線式 AC200V 25A( 50Hz/60Hz) ※対地電圧100V
生産性A4サイズ100 ページ/分
A3サイズ57 ページ/分
出力解像度3,600dpi相当x2,400dpi
用紙対応力対応用紙坪量52~400g/m2
長尺紙印刷1,300mm (片面印刷)、900mm (自動両面印刷)
調整自動化(オプション)インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ -501):
色調と表裏見当の自動補正、及びリアルタイム監視・調整、自動検品
本体サイズW800×D1,138×H1,041 mm (操作部含まず)
本体質量約335kg

【 本体標準価格 】

1,900万円(税別)

各種ユニット、オプション、設置料金は、別料金となります。

【 お客様のお問い合わせ先 】

コニカミノルタジャパン株式会社 お客様相談室 TEL:0120-805-039

*1:印刷現場で手間と専門性が必要な、色や濃度・見当位置の調整、人的操作ミス・ロスによる廃棄や仕事のやり直しなどを、独自の技術で自動化したユニット。
https://www.konicaminolta.jp/business/products/graphic/ondemand_print/iq-501/index.html New win

*2:可変印刷。宛名書きや通し番号など、1枚1枚で文字や画像を差し替えて行う印刷のこと。

*3:印刷後に四方の枠を裁ち落として作成するポスター


変更履歴:
・2021年4月26日のウェブ掲載時の日付が誤って2020年4月26日となっておりました。
・AccurioPress C7100の本体画像下部の本文中にて、「インラインメディアセンサーシステム」や「インライントリマーシステム」も装着することができ、としておりましたが、正しくは「インライントリマーシステム」も装着することができ、でした。お詫びして訂正します。[2021年4月27日]

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