高彩度でリアルな色再現と豊富な自動化機能
デジタル印刷システム「AccurioPress C84hc」発売
独自のハイクロマトナーで、より自然で印象的な印刷を求めるニーズに対応

１．ハイクロマトナーの広い色域を活用し、より自然で印象的な印刷物を提供

AccurioPress C84hcは、ハイクロマトナーの広い色域を活用することで、RGBのモニター色に近い色が再現できます。CMYKトナーでは再現困難であった夕焼けの紫、花のピンク、ハイキーなグリーンやブルー等をよりリアルに表現します。アパレルカタログやファッション系のアイテム写真等で、フォトグラファーやデザイナーの意図をより忠実に伝えることが可能です。
ハイクロマトナーは、粒状感が少なく、肌のざらつき感が抑えられた滑らかなスキントーンが得られるため、スタジオ写真の印刷、フォトブック印刷などに最適です。また、アニメの下書きやイラスト、ピンクや明るいグリーンの多い同人誌など、作者の色に対するこだわりを忠実に再現する印刷物を提供できます。
AccurioPress C84hcは、インパクトのあるPOPやポスター、パッケージへの活用などの印刷を通じて製品や販促物の差別化も可能にします。

２．豊富な機能を持つオプション群により印刷工程の効率化を実現

AccurioPress C84hcはオプションのトリマーユニット（TU-510）を装着すると、四方断裁、クリース（折り目）^*1、ミシン目^*2などの用紙処理を組み合わせて自動で処理することができ、複雑な印刷工程にもかかわらず、短時間で大量生産することが可能です。
例えば、1枚の用紙から21枚（3 x 7）の名刺作成*3、長尺紙への折り目加工、さらに最大で通紙方向に5本と通紙方向に対して垂直方向に2本ミシン目をつけられます。リアルで鮮やかな色再現による印刷物をインラインで後加工し、付加価値の高いアウトプットを効率的に実現します。

3．デジタル印刷の特長を活かし、社会課題解決に貢献

労働人口の減少は殆ど全ての産業に共通する社会課題ですが、特に熟練の技術者に依存している印刷業界では、より深刻です。AccurioPress C84hcは、オプションの自動品質最適化ユニットインテリジェントクオリティオプティマイザー（IQ-501）との組み合わせで、生産性を落とすことなく、色調や表裏見当をリアルタイムで監視し自動補正します。今まで熟練者が手間をかけていた作業が自動化されることで、経験やノウハウの少ないオペレーターでも高品質な印刷物を安定して生産することが可能です。別オプションのインテリジェントメディアセンサー（IM-101）は用紙の種類と坪量を自動的に検知します。高度な専門知識やノウハウがなくても、検知結果により操作画面に表示された用紙の候補から選択するだけで、短時間で適切な用紙設定が可能です。
また、気候変動や限られた資源といった環境問題への社会的関心の高まりに伴い、印刷物やその印刷工程に対する要求も変化してきています。AccurioPress C84hcは、必要な時に必要な場所で必要な分だけ印刷することができるというデジタル印刷機の特長を活かし、多様化するニーズに合った高付加価値の印刷物と印刷工程の効率化を提供します。在庫費用と工数を削減するだけでなく、廃棄ロスも最小化することができ、環境負荷低減にも貢献します。