ニュースリリース

コニカミノルタとキヤノンメディカルシステムズ
産婦人科向け超音波診断装置の販売事業をさらに加速
超音波診断装置「Aplio beyond / Women's Healthモデル」を発売

2025年5月23日

コニカミノルタ株式会社
キヤノンメディカルシステムズ株式会社

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長 兼 CEO:大幸 利充、以下「コニカミノルタ」)とキヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市、代表取締役社長:瀧口 登志夫、以下「キヤノンメディカル」)は、国内産婦人科向け超音波診断装置の販売事業において2020年5月より協業を行い※1、国内産婦人科領域での事業を拡大してきました。このたび、本協業における新たな取り扱い製品として、女性診療に特化した超音波診断装置「Aplio beyond(アプリオ ビヨンド)/ Women’s Healthモデル※2」を2025年5月23日より発売します。

超音波診断装置「Aplio beyond / Women’s Healthモデル」
超音波診断装置「Aplio beyond / Women’s Healthモデル」

【協業の内容】

コニカミノルタの国内販売子会社であるコニカミノルタジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:一條 啓介、以下「コニカミノルタジャパン」)とキヤノンメディカルとの間で2020年5月に締結された販売基本協業契約に基づいて、新たにキヤノンメディカル製の超音波診断装置「Aplio beyond / Women’s Healthモデル」をコニカミノルタジャパンの取り扱い製品として販売を行います。なお、本製品については、国内販売をコニカミノルタジャパンが、保守や故障対応などのカスタマーサービスをキヤノンメディカルが行います。

【協業の背景】

コニカミノルタは、産婦人科領域において婦人科検診や妊婦健診、胎児の発育管理、不妊治療などに利用される経腟用の超音波診断装置を展開しており、国内経腟用ではトップクラスのシェアを獲得しています。
キヤノンメディカルの超音波診断装置は、幅広いラインアップと独自の高精細画像技術に強みを有し、グローバルに事業を展開しています。
産婦人科領域で強い販売力を持つコニカミノルタと、ハイエンド超音波診断装置で高い技術力を持つキヤノンメディカルが協業することで、お客様への提供価値をより一層向上させ、安心かつ満足度の高い診療サポートの実現を目指します。

【製品紹介】

近年、女性の社会進出や生活習慣の変化に伴い、乳がんや卵巣がん、子宮筋腫などの疾患リスクが高まっています。また、晩婚化による出産年齢の高齢化により、先天性疾患や胎児発育遅延(FGR)、前置胎盤などのリスクも増加しています。「Aplio beyond / Women’s Healthモデル」は、これらの課題に対応するために開発された超音波診断装置です。高精細な画像描出、微細な血流の観察、多彩なアプリケーションを搭載し、女性関連疾患の早期発見・診断を強力にサポートします。

「Aplio beyond / Women’s Healthモデル」の主な特長

(1)Precision Plus Fine Processing mode (PPFP)

Bモード画像内でRAWデータ信号の隣り合った輝度の連続性を分析し、高性能なGPU/CPUによって画像処理を行います。飽和し滲んだ箇所はシャープに表現し、信号強度が低い箇所は輝度補完を行い、バランスを整え、組織の境界および構造をシャープに描出します。さらにスペックルとして表示される実質部分は細かさを残しながら均一に、かつ実質内の細かな血管などの構造を残しながら表示して高分解能な画像を提供します。この処理を連続するフレームに対して適用することで、自然な残像感を提供し、空間の認識力を向上させた観察が期待されます。

Precision Plus Fine Processing mode(PPFP)の比較イメージ

(2)開発段階でAIを活用したアプリケーション※3

患者さんの総合的な評価

幅広い専門分野にわたる患者さんの状態を総合的に把握するための包括的な臨床パッケージとプロトコルを通じて、臨床医が検査の一貫性と患者さんの結果を改善できるように設計されています。

AI 対応ワークフロー

解剖学的な認識を支援することでワークフローが効率化され、診断の信頼性を高めることが期待されます。

(3)環境に配慮した取り組み

先進のイメージング技術を搭載し、優れたパフォーマンスを実現しながら、従来装置※4と比較して電力消費量が50%以上削減され、またリサイクル可能な梱包資材を採用するなど、環境への負荷に配慮した取り組みを行っています。

一般的名称 販売名 製造販売認証番号
汎用超音波画像診断装置 超音波診断装置 Aplio
beyond CUS-ABE00
305ADBZX00067000

本装置は診療報酬区分番号D215-3「超音波エラストグラフィー」の通知の使用条件に添った医療機器製造販売認証を取得しています。

【 お客様のお問い合わせ先 】

コニカミノルタジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー
https://konicaminolta.jp/healthcare/

※1 https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2020/0525-01-01.html
※2 Women’s HealthモデルはAplio beyondの愛称です。
※3 設計の段階でAI技術を使用しており、本システムは自己学習機能を有しておりません。
※4 従来機種はキヤノンメディカルシステムズ製のAplio i800 (TUS-AI800)で比較。

コニカミノルタ株式会社について

コニカミノルタは、祖業であるカメラ、フィルムから培ってきたイメージング技術を活かし、世界中のお客様の“みたい”という想いに応え、生活やビジネスにおける課題をみえる化し、お客様とともに課題を解決することで価値を共創してきました。また「顧客関係」「技術の融合」「多様な人財」を中心とする無形資産を活かして、各産業のキープレーヤーである顧客との共創により、社会課題の解決につながるより大きな価値を創出しています。
コニカミノルタはこれからも、お客様の日々の生活を喜びや感動あるものにし、またお客様のビジネスを成功に導き、人々の生きがい向上とより良い社会の実現に貢献し続けていきます。
https://www.konicaminolta.com/

キヤノンメディカルシステムズ株式会社について

キヤノンメディカルシステムズは、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界190以上の国や地域に提供しています。経営スローガンである「Made for Life」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献してまいります。
https://jp.medical.canon/

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