ニュースリリース

センシング分野のグループ会社Specim社が
フォトニクスフィンランド・カンパニーオブザイヤー2024を受賞

2025年7月4日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、センシング分野のグループ会社であるフィンランドのSpecim, Spectral Imaging Oy Ltd. (以下 Specim(スぺキム)社)が、フィンランドおよび国際的なフォトニクス業界への多大な貢献が認められ、フォトニクスフィンランド・カンパニーオブザイヤー2024を受賞しましたのでお知らせします。

Specim社は、リサイクル・食品選別やリモートセンシングなどの産業用途での市場開拓を牽引する、ハイパースペクトルイメージング(HSI)業界のリーディングカンパニーです。フィンランド国立技術研究センターが、1990年代前半に世界初の小型分光イメージング素子テクノロジー開発に成功し、その商用化のために設立したハイパースペクトル分野で最も歴史ある企業の1つでもあります。コニカミノルタは、HSI事業に参入し安全・安心・衛生の新規領域へ展開するため、2020年にSpecim社を買収しました。

Specim社は、長年にわたりイノベーションの最前線に立ち、最先端の光学、画像処理、ソフトウェアを統合した高度な技術を開発してきました。これらのソリューションは、プラスチックリサイクル、食品選別、農業支援、環境モニタリングなど、さまざまな分野で広く使用されています。

フォトニクスフィンランドのエグゼクティブディレクターであるJuha Purmonen(ユハ・プルモネン)氏は、「Specim社の成長と技術革新は、卓越した技術における強いリーダーシップと強力なエコシステムとの両立を実現した理想的な事例となりました」と述べています。

また、Specim社のCEOであるTapio Kallonen(タピオ・カロネン)は、「フォトニクスフィンランド・カンパニーオブザイヤー2024に選ばれたことは、特に創業30周年を迎える今、当社の従業員とパートナーへの大きな励みとなります」と述べています。

今回の受賞は、フィンランドのフォトニクス技術のグローバル競争力と長期的な持続可能性を示しており、Specim社は引き続き社会課題の解決を目指していきます。

*1光の性質を応用する装置・技術についての科学技術の一分野

*2HSIは、広範囲の波長域で情報を収集・処理し、画像内のピクセルごとにスペクトル(波長ごとの反射特性)を取得する技術。これにより、対象物や材料が持つ固有のスペクトル特性を分析することで、それらを識別することが可能になる。材料、資源の弁別、食品の分析などのリサイクル環境安全分野から、製品の表面状態の分析などの産業用途でも利用が見込まれる。

ハイパースペクトルカメラ Specim FXシリーズ

【フォトニクスフィンランドについて】

フィンランドのフォトニクス企業、大学、研究機関、専門家、学生、当局を結び付けて、フォトニクス産業と研究を促進する技術団体です。ヘルスケア、エネルギー効率、セキュリティ、製造、持続可能性など、様々な産業や社会におけるフォトニクスの可能性を最大限に引き出しながら、新たなビジネスと研究機会の開発を支援しています。

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