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SIDの次期会長に技術フェローの辻村隆俊

2018年6月11日

コニカミノルタ株式会社は、技術フェローである辻村隆俊のSID(Society for Information Display)次期会長就任が決定されたことを、お知らせいたします。

SIDはディスプレイ業界で最も権威ある国際学会であり、同団体が5月20日~25日に米国ロサンゼルスで開催したシンポジウム・展示会「Display Week 2018」において、2020年からの次期会長(President-Elect)は辻村隆俊に決定したことが発表されました。日本人の会長就任は、2004年の電気通信大学(当時)御子柴茂生氏以来、2人目となります。

今回の就任決定は、有機EL技術を大型テレビ分野においても技術的・ビジネス的に成立させる手法を考案してディスプレイ産業に多大な貢献を行った点や、リーマンショック後の財政的に厳しかったSIDを健全経営体質へと変革させた手腕といった、SID及びディスプレイ業界での活躍と貢献が評価された結果です。

SID: Society for Information Display について

1962年に設立された、世界最大のディスプレイ学会で、毎年5月下旬頃にシンポジウム等の学術イベントと、展示会等のビジネスイベントを併設した「SID Display Week」を開催しています。SID日本支部をはじめ、全世界に30以上の支部があります。

辻村隆俊のプロフィール

1991年日本アイ・ビー・エムに入社し液晶の技術開発に従事、日経エレクトロニクス誌「国内10社、研究開発者10傑」に選ばれる。有機EL開発に異動し、当時世界最大の有機ELディスプレイの開発に成功。(SID Special Recognition Award)
コダック株式会社に異動後、現在の大型有機ELテレビの標準技術となる新方式の白+カラーフィルタ方式有機ELを開発し、SID Fellow Awardを受賞。
2010年にコニカミノルタに入社。コニカミノルタでは、有機EL照明事業のリーダーシップをとり、2017年には技術フェローに就任するとともに、パイオニア株式会社との合弁会社であるコニカミノルタ パイオニアOLED株式会社のCTOに就任し、現在に至る。
東京大学理学部物理学科 卒業、東京工業大学 工学博士 取得。

主要外部団体活動

SID(Society for Information Display) President-Elect
IDW (International Display Workshop) 組織委員
ICDT (International Conference on Display Technology) advisory board member

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