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「第10回 企業の品質経営度調査」で総合ランキング1位を獲得

2019年2月5日

コニカミノルタ株式会社(以下 コニカミノルタ)は一般財団法人日本科学技術連盟(以下 日科技連)が実施した「第10回 企業の品質経営度調査」において、総合ランキング1位を獲得しました。
表彰は、2019年1月28日に日科技連(東京)の講堂にて開催された「第10回 『企業の品質経営度調査』報告講演会」の中で行われました。

この調査の中でコニカミノルタは、品質向上に向けた仕組み作りや実際の活動状況など6つの評価側面のうち、4側面でトップ3に入りました。特に、組織を横断した取り組みを深化させていることや、社内のデジタル改革を進め、IoTを活用した人や場所などに依存しない生産体制確立への活動が評価されました。

「経営者のコミットメント」「品質経営の拡がり」「品質経営への人づくり」「プロセスの確立・遵守」「顧客価値創造」「部門間連携力」

コニカミノルタの取り組み

1.「デザイン思考」を活用したサービス開発を推進

価値あるサービスを生み出すために「デザイン思考」を導入し、事業部門とヒューマンエクスペリエンスデザインセンターが連携して開発を進めています。デザイン思考とは、「観察/共感」「課題定義」「発想」「試作」「検証」を素早く繰り返すことによって、「お客様が真に求める価値」の発見と、その実現方法を生み出すための手法でありマインドセットです。
このデザイン思考を取り入れ、今後もさまざまな事業領域でお客様が真に求める価値創出を追求して社会や地域環境の課題提起/解決に貢献するイノベーションを創出していきます。

2.IoT時代に求められるサービスビジネス領域における品質保証

「課題提起型デジタルカンパニー」へと自らを転換させているコニカミノルタでは、お客様へ提供する商品もサービスビジネス領域へ進出し、"モノの保証"から"コトの保証"へのプロセス変革が求められています。サービスビジネスにおける上流段階での品質保証の仕組みづくりとして「サービス商品化プロセスの構築」と「プロセス運用の人財の育成」を進めました。また、「クラウドサービス」「製品セキュリティ」「アジャイル開発」をキーワードとした全社横断の開発・品証部門によるワーキンググループを発足し、サービスビジネス領域の品質保証をワールドワイドで進めています。

3.「人・場所・国・変動に依存しない生産」を目指すデジタルマニュファクチャリング

IoTの思想に基づくものづくり改革を進めています。コニカミノルタでは、単に人が行う直接作業の自動化だけでなく、生産プロセスに関わる膨大な情報について、IoT関連技術を取り込む事によって自動収集できる仕組みを構築・活用することで効果を創出するデジタルマニュファクチャリングを構築中です。現在、自社モデル工場で段階的に実践しており、従来の属人的生産方式から「人・場所・国・変動に依存しない」生産方式へのシフトが進展し、従来品質を確保しつつ高い省人効果を得ています。さらに、自社工場だけでなく、主要協業企業への水平展開に着手しており、今後効果の裾野を拡大する計画です。

■「企業の品質経営度調査」について

「企業の品質経営度調査」は、日本における品質経営の実態を調査するもので、製品やサービスの質を維持・向上するための取り組みを6つの側面で評価し、それぞれの得点を合算してランキングしています。2年に1度実施され、今回で第10回となる本調査では、国内の製造業や建設業、ITサービス業などを対象として2018年7月2日~8月31日に行われ、193社が回答しました。

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