ユースケース

安全行動サポートシステムによって不安全行動を確実に可視化するには、お客様の現場の環境や生産工程に合わせて MOBOTIXカメラや3D LiDARを適切に配置する必要があります。また現場に設置されている様々なセンサーとの連携によって、それらのセンサーが作動したときの現場の様子を映像で確認できるようになります。

代表的なケースごとに安全行動サポートシステムの機器構成や運用方法を紹介します。

ユースケース1:広いスペースのモニタリング(屋内)

ユースケース1:広いスペースのモニタリング(屋内)
  • 照明設備によって作業者やフォークリフトなどが視認しやすい環境では主にMOBOTIXカメラを用いてモニタリングします。
  • カメラの死角が生じないよう、複数のカメラを対象エリアを囲むように配置します。
    ※ひとつの安全行動サポートシステムのサーバーにMOBOTIXカメラ及び3D LiDARを計4台まで接続可能です。
  • 安全管理者は現場から離れた場所で作業員の様子や不安全行動の状況を確認できます。

ユースケース2:通路状スペースのモニタリング(屋内)

ユースケース2:通路状スペースのモニタリング(屋内)
  • 台車の軌道やフォークリフトが走行する通路といった細長いエリアをモニタリングする場合には、死角が生じないようにMOBOTIXカメラを通路に沿って配置します。
  • お客様の現場に設置されている発報装置が接点信号を受けられる場合、安全行動サポートシステムの不安全行動の検知と連動して発報するシステムを構築することができます。

ユースケース3:屋外の夜間や暗所のモニタリング

ユースケース3:屋外の夜間や暗所のモニタリング
  • 夜間をはじめMOBOTIXカメラで人やトラックの姿を撮影しにくいケースでは、暗所に強く明暗差の影響を受けない3D LiDARを併用します。
  • 3D LiDARを併用することで、次のようなケースでも不安全行動の検知漏れを減らし、安定したモニタリングが可能になります。
    • 屋外の夜間操業や屋内でも照明設備が十分でない場所
    • 日中に強い光が射し込むなど、明暗の差が激しい場所

ユースケース4:細やかな作業のモニタリング(屋内)

ユースケース4:細やかな作業のモニタリング(屋内)
  • 機械を停めないまま調整を行うといった作業ルール違反を確実に検知するために他のセンサーと連動させることができます。
  • 人感センサーをはじめとする他のセンサーが作動した際に発する接点信号を受けて、安全行動サポートシステムがその不安全行動を映像として記録します。

知性を統合したネットワークカメラMOBOTIXの詳細はこちらをご覧ください。

安全行動サポートシステムの導入費用

  • ユースケースのとおり、安全行動サポートシステムの機器構成は多様であり、導入に必要な費用も変わります。
  • 本システムの導入をご検討いただく場合、初期の段階で弊社スタッフがお客様の労働安全の課題を伺い、モニタリングする現場を事前調査したうえで、最適な機器構成と費用をご提案いたします。

    (参考価格)
    安全行動サポートシステム最小構成時の費用:300万円~
    ※ 上記価格は、MOBOTIXカメラ1台、イベント情報記録用HDD容量を最小限に抑えた構成での価格です。
    ※ システム費用以外に輸送費、現地での設置・設定作業費、諸経費、アフターサービス料金などが別途必要になります。
    ※個別開発が必要な場合は別途お見積りいたします。

労働安全支援コンセプト

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製造業をとりまく環境変化に伴って
再び労働災害件数が増加してきています。
これまでの安全管理の限界が見えつつある中、
コニカミノルタが推進している
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労働安全支援ソリューション

労働安全支援ソリューション

コニカミノルタは画像IoT技術を用いて不安全行動を検知し、ルール順守を促す仕組みづくりや安全のPDCA管理を支援する安全行動サポートシステムを提供します。

トライアル

トライアル

実際にお客様の生産現場にカメラやセンサーを設置してモニタリングをお試しいただけます。
コニカミノルタが現場環境や業務内容、労働安全推進上の課題に応じ、最適なモニタリング・トライアルプランをご提案します。