遠赤外レンズ
長年培った光学設計、微細加工、精密成形の技術と独自の製造方法を用いて、用途・仕様に合わせて、カルコゲナイドガラスレンズ、遠赤外用樹脂レンズを選択、または組み合わせ、遠赤外の波長に対応した最適な非球面レンズを提供します。レンズ成形以外にも、フレネルや自由曲面を含む光学設計や、AR・DLC等の機能性コーティング設計製造技術、レンズユニット化のための機構設計や組立・調整までワンストップで対応可能な技術群を保有しており、トータルでの最適解を提供可能です。
ご提供できる製品例
遠赤外用非球面レンズ
カルコゲナイドガラス非球面レンズ
遠赤外レンズ用の材料として使われているゲルマニウム(Ge)レンズは、材料が高価で加工性が悪いという課題があります。これを解決するため、カルコゲナイドガラスのモールド非球面レンズをご提案します。コニカミノルタは、人体に影響が大きいヒ素含を含まないヒ素フリーの材料の取り扱いや、独自にヒ素・セレンフリーの材料も開発も行っています。仕様に合わせて、波長分散補正のための回折形状の付与、反射防止のためのコートの成膜も可能であり、設計から加工、評価、生産も社内で一括対応できます。
遠赤外透過樹脂非球面レンズ
低画素領域の遠赤外レンズ用の材料として使われているシリコン(Si)は加工性が良くないという課題があります。これを解決するため、コニカミノルタは遠赤外透過の樹脂モールド非球面レンズを提供します。樹脂は遠赤外領域では吸収が大きいという欠点を、レンズの表面構造をフレネル形状としレンズを薄くすることで対応しながら、光学性能を確保することを実現しました※特許出願中。また、より高精度の設計に対応できるよう独自の樹脂材料も開発も行っています。仕様に合わせて、波長分散補正のための回折形状の付与、反射防止のための反射防止構造体(ARS)の付与も可能で、設計から加工、評価、生産も社内で一括対応いたします。
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