特定医療法人財団五省会 介護老人保健施設 みどり苑
23年ぶりのナースコール更新がもたらした、経営改善
富山県富山市にある、多床室・一部個室の全100床の介護老人保健施設です。
2025年1月より、HitomeQ ケアサポートを全床に導入いただいております。
- 施設種類:介護老人保健施設
- 所在地 :富山県富山市
- 規模 :全100床
- 導入時期:2025年1月

介護老人保健施設 みどり苑様
※2025年12月時点の情報です。
代替品からの検討スタート
ーー 導入を検討し始めたきっかけは何ですか?
家城さま 2023年8月大規模改修工事の際にナースコールの老朽化による不具合が生じ、代替品の検討を進めました。その頃HitomeQ ケアサポートの存在を知り、デモの実施に至りました。ナースコールのリプレイス、転倒予防対策、介護業務の効率化、ケアの質向上、人材の定着化等を目的として導入を検討することにしました。

事故原因のブラックボックス化
ーー 導入前は、どんな事故やリスクがありましたか?
家城さま 見守りシステムの台数に限りがあり利用者全員の見守りができておらず、ナースコール時には複数のスタッフが部屋に駆けつけることが多く、「誰かが行くだろう」というケアのムラにより転倒事故が発生していました。また、離床通知が職員のスマホに届くまでの10秒程度の間に、転倒事故が散見され、その原因がわからないため推定による対策しかできず、居室内転倒事故のブラックボックス化に悩んでいました。
決定の4つのポイント
ーー 最終的にHitomeQ ケアサポートに決定したポイントは何ですか?
家城さま 決定したポイントとしては4つあります。
心理的ストレス調査の結果に大きな変化
ーー 導入後、何か変化はありましたか?
家城さま 1日の訪室動線が1時間 → 45分に短縮されました。夜間帯では訪室ワークフローが変更し、夜勤5人から4人体制へ変更することができ、SRS-18調査(心理的ストレス調査)において夜勤帯の心理的負担が「強い」と回答した職員の割合がピーク時の17% → 6%まで減少しました。また、介護DXを進めたことはリクルート効果にも直結し、2026年度の新卒介護福祉士は4名と過去最高となりました。養成校からもICT活用に積極的な施設として認識され、信頼性や注目度が高まっています。
入所者さま、ご家族からの安心の声
ーー 入所者さまやご家族の反応に変化はありましたか?
家城さま 2025年1月に富山県で初めてHitomeQ ケアサポートを導入し、新聞やテレビで大きく取り上げられ、それを見たご家族からは一層の安心感を得られていると感じています。また骨折事故が生じた際に、ご家族に実際の映像を見ていただくことで対応方法についても納得いただいております。
入所者さまからは、ケアコールへの対応が早く、トイレにいくために離床された際にスタッフが通知を見てサポートに駆け付けることもあり「安心できる」という声が聞かれています。
原因不明の骨折事故が3件→0件に
ーー 転倒事故の件数、ヒヤリハットの件数に変化はありましたか?
家城さま ヒヤリハットの件数に関しては、2024年4月~10月が144件、2025年4月~10月が195件で前年同期比51件増加。これは、スタッフの気持ちに余裕ができ、ケアの過程で気づきが増えたためと考えられます。骨折事故件数は2023年度10件、2024年度8件、2025年度(11月現在)で4件と減少傾向にあります。2024年度は原因不明の骨折事故が3件でしたが、2025年度はHitomeQ ケアサポートでの動画確認により0件となりました。
骨折事故が減少傾向にある要因としては、事故後に迅速に多職種で動画の検証を、業務改善として、リハビリ職員が週2回のフロアでのミーティングに参加し、利用者のリスクの共有を図るという体制に変更したことだと考えています。
定期的なサポートで課題を可視化
ーー 施設の管理者として、安心感に変化はありましたか?
家城さま 導入後の習熟度についての不安も、サポートの定期的なフィードバックを受け、課題を可視化することができています。また数年来の課題であった夜勤配置人員の見直しも実施することができ、月1回のDX推進会議に関して、これまでは管理者主導で進めていましたがHitomeQ ケアサポート導入後は現場主導の運用に変化しており、人材育成につながっていると感じています。
介護DXだけでない効果も
ーー 見守りシステム導入をご検討中の方にアドバイスなどありますか?
家城さま 初期投資は大きいですが、介護DXを進めるための重要なツールであり、リクルート効果も大きいことが実証されたと感じています、とお伝えしたいです。
個別ケアの実践と業務改善を目指して
ーー 今後よくしていきたいこと、目指していきたいことを教えてください!
家城さま AI機能の「ケアルーペ」をチームで分析、ケアプランに反映し個別ケアを実践することを目指しています。また業務の標準化を図り業務改善を進めることで、将来的な人員配置の見直しを行っていきたいと考えています。