ニュースリリース

コニカミノルタ「DX銘柄2020」に選定
ビジネスモデルの転換と独自の画像IoT技術に高評価

2020年8月25日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、この度、戦略的なIT活用に取り組む企業を選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2020」に選ばれました。

経済産業省は、過去5回にわたり東京証券取引所と共同で「攻めのIT経営銘柄」の選定を実施し、中長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家にとって魅力ある企業を紹介してきました。

本年からは、デジタルトランスフォーメーション(DX)のグローバルな潮流が起こってきていることを踏まえ、DXに焦点を当てて、名称を新たに「DX銘柄2020」として、東証上場企業の中からコニカミノルタを含む35社が選定されました。

コニカミノルタは、Intelligent Connected Workplace構想における中小企業へのDX支援サービスや、独自の画像IoT技術による介護業務革新の試み等のビジネスモデルの転換による将来性が、高く評価されました。

コニカミノルタは、人・場所・デバイスを繋げ、時と場所に制約されない働き方を提案し、顧客の生産性・創造性向上に貢献しています。今後さらに、顧客データの分析による課題の発見と、パートナーとして共にその課題を解決していく「課題提起型デジタルカンパニー」へと進化していきます。

【DX銘柄について】

経済産業省は、中長期的な企業価値の向上や競争力強化に結び付く戦略的IT投資の促進に向けた取り組みの一環として、過去5回にわたり東京証券取引所と共同で「攻めのIT経営銘柄」の選定を実施してきました。

近年、デジタル技術を前提として、ビジネスモデル等を抜本的に変革し、新たな成長・競争力強化につなげていくDXのグローバルな潮流が起こってきていることを踏まえ、本年からは、DXに焦点を当てた「DX銘柄」として、国内上場企業(一部、二部、マザーズ、JASDAQ)を対象に、アンケート調査を実施し選定・公表を行いました

【コニカミノルタの選定理由】

コニカミノルタの主要顧客である中小企業への、Intelligent Connected Workplace構想におけるDX支援サービスの提供として、働き方成熟度のアセスメント、DXコンサルティング、ITインフラ・アプリケーション提供、セキュリティ対策・保守サービス等、中小企業で不足している人材への補完サービスを行うビジネスモデルが高く評価されました。

また、介護サービスに絞った独自の画像IoT技術によるシステム化、電子化の介護業務革新の試みも、同様に高く評価されています。

複合機からDXサプライヤーへの大きなビジネスモデルの転換と、コニカミノルタ独自の画像IoT技術という強みを生かした取り組みが、収益性・将来性・波及性ともに期待できると判断されました。

【コニカミノルタのDX経営】

当社は4つのコア技術(材料・光学・微細加工・画像)をベースに、ヒトの目には見えないものを含む様々な物事を感知・入力し、デジタル変換・意味付けすることで、活用できる情報に変え(見えないもの/見たいものの見える化)、様々な解析を加えることで判断や行動につながる顧客価値を創出しています。

この当社独自の画像IoT技術を核に、顧客企業及びその先のエンドユーザーや生活者の生きがいを向上させ、「人間社会にとっての新しい価値提供(社会価値)」と「事業の成長(経済価値)」を一体化させた永続的な企業価値向上を実現していきます。

コニカミノルタは、これからの製造業は、リアルとデジタルを融合し、産業そのものの進化をめざす必要があると考えています。また、企業活動がグローバル化している中、世界中で同質の製品・サービスを提供するために、ICT、IoTをベースに離れた拠点間のデータをデジタルで繋ぎ、情報共有や連携を通じて、地域を越えた一体的な取り組みを加速させています。

【主なDXの取り組み】

◆顧客のDX を実現するIntelligent Connected Workplaceの事業化

中小・中堅企業を含め、幅広い顧客の業務改善・効率化の観点からDXを支援する形で既存ビジネスと新規サービスを組み合わせて提供しています。

具体的には、顧客企業の働き方のDX成熟度のアセスメントにより、成熟度に合わせた、DXコンサルティング、ITインフラ、アプリケーション、セキュリティ対策・保守サービス、データ分析を含めたBPO*サービスまでの包括的な働き方DXサービスを一括提供しています。

顧客の成功を実現するために、社内外、いつでもどこでも必要な人やナレッジとつながるデジタルワークプレイスを提供することで1人当たりの生産性を向上させます。顧客の社内データと外部データも含めデータを可視化し、それに基づき顧客の働き方を最適化します。

*BPO: Business Process Outsourcing 企業がコアビジネス以外の業務プロセスの一部を、外部の専門業者に委託すること。

◆画像IoT×オペレーションによる介護現場のワークフロー革新

属人化されたノウハウに運営を依存している介護業界を、画像IoTによるデータに基づいた科学的なオペレーションへの革新を目指します。単なるIoTシステムの提供だけではなく、オペレーションの定着までをサービス化しました。

導入前業務診断による現場の課題顕在化、データに基づくオペレーションの核となるケアディレクターという新職種提案と育成プロセスの提供、更にデータによる遠隔支援を継続するなど、教育を軸としたサービスで顧客である介護施設と伴走し続けることで介護スタッフの働きがいと被介護者の満足度の向上、そして顧客生涯価値最大化を目指します。

関連リンク
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/care-support/

◆コロナ禍における取り組み

当社は早くからオフィスのデジタル化を進めてきており、2020年4月の緊急事態宣言発令前より在宅勤務にスムーズに移行し、国内販売会社であるコニカミノルタジャパンでは8割の社員が生産性を維持または向上できています。この自社実践を元に、コロナ禍でのお客様企業のテレワーク導入を支援する様々なサービスを提供しています。また、画像IoT機器であるサーマルカメラによる非接触・リアルタイムでの検温システムや、医療現場では可搬性の高いデジタルX線撮影システムや超音波診断装置、パルスオキシメーター等、高度なサービスを提供しています。

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