ニュースリリース

「生体情報モニタリングシステム VS1」と「ガス監視ソリューション」が
2021年度グッドデザイン賞を受賞

2021年10月20日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)の「生体情報モニタリングシステム VS1」と「ガス監視ソリューション」が公益財団法人日本デザイン振興会主催 2021年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。

【 受賞デザインの評価ポイント 】

< 生体情報モニタリングシステム VS1 >
~遠隔バイタルチェックで院内感染を防ぐ~

■デザインのポイント
入院患者のバイタルデータの集中管理により、院内感染防止と看護業務の負担軽減を実現するデザイン

■審査委員の評価(公式評価コメント)
容易に設置できる無線方式により、隔離域内への出入りを最小限に抑え、医療スタッフの安全と院内感染のリスクを軽減している。筐体は、移動、清掃性、プローブの抜き差しなど使い勝手が十分検討された造形で、モニタリング機器に必要な信頼感、安心感を醸し出しながら、常に病室に置かれる機器にふさわしいノイズにならないフォルムとカラーリングにまとめられている。モニター画面も管理画面もわかりやすいGUIで整理されている。

< ガス監視ソリューション >
~ガス漏えいを見える化しプラントの安定操業に貢献~

■デザインのポイント
見えないガスの可視化と最適な保全ワークフローの実現により、甚大な被害につながるプラント火災を未然に防止するデザイン

■審査委員の評価(公式評価コメント)
人間の目には見えない危険を可視化できることは、今後設備の老朽化が課題となってくるプラントの保守にとって大きな意味をもつだろう。カメラやイメージセンサは人間の目の代わりから、今後こうした人間の目の能力を超えた様々な情報を可視化する役割も担うことになる。また、人手不足も深刻化する中、熟練のスキルや経験を必要としないEX(従業員体験)は重要であり、可視画像に重畳表示されるUIはその点でも優れている。

【 受賞商品の特長 】

< 生体情報モニタリングシステム VS1 >

入院患者のベッドサイドで測定された、パルスオキシメーター*1、体温計、血圧計のスポットバイタル値や、パルスオキシメーターの連続測定データをワンタッチでSub-GHz(サブギガ)無線通信により送信し、病床から離れたスタッフステーションで記録、一括管理できます。連続モニタリングの測定値は、スタッフステーションのサーバー経由でモニター上にリアルタイムに表示され、異常が生じるとアラーム音で知らせます。これにより患者のバイタル管理の効率化だけでなく、コロナ下における病院スタッフの感染源への接触機会を減らし、院内感染リスク低減に寄与します。
◆商品情報 :
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2020/1216-01-01.html

< ガス監視ソリューション >

本ソリューションは、高度な赤外線カメラ技術と最新の画像処理技術で、実際の映像の上にガス漏れやガスの流れる方向を可視化するだけでなく、漏えい源の特定と濃度の数値化を行います。また、各拠点に設置されたガス監視カメラ映像を本社から確認することも可能です。これにより、どこからどの程度ガスが漏れているかを誰でも、直感的に理解できるようになり、「人手によらない定常的な異常発生の監視」と「熟練保全員でなくても早急かつ適切な保全実施」を支援します。
◆商品情報 :
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/gas/index.html

■グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じ、私たちのくらしを、産業を、そして社会全体を、より豊かなものへと導くことを目的とした公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザインの推奨制度」です。
その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来60年以上にわたって実施されています。

*1:動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を採血することなく、指先などに光をあてることによって測定する装置

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