IoT/ICT事業特集Talent Profiling

「本質」を理解する
それが未来の旗手となる。

IoTサービスPF開発統括部
サービス開発部 部長田中 諭

キャリアステップ

  • 1990年

    高校卒業後、渡米。アメリカの単位取得システムを利用し、いくつかの大学を転籍しながらマーケティングを中心にした経営学を学ぶ。

  • 1995年

    帰国後、不動産コンサルティング企業に入社。その後、外資の通信・IT企業を中心に数社の転職を経験。コニカミノルタへ転職するまでの3年間は、個人事業主としてビジネス・ITコンサルティングを展開。

  • 2018年コニカミノルタ入社

    当時のサービス開発部部長からプラットフォームのツール調査を依頼されたことをきっかけに入社。コニカミノルタが新たな核として推進する「サービスビジネス」の基盤となる部署を2019年より管轄。

入社前のキャリア

私が高校を卒業した頃は、社会的にバブル後期といわれる時代でした。「このまま日本にいたら、私は何者にもなれないのではないだろうか」という危機感を抱き、広い知見と何かを学びたいと渡米を決心しました。アメリカの大学では主にマーケティング学を中心に修学しつつ、転籍しやすいシステムを利用して3校を転籍しながら見聞を広めました。
大学を卒業後は、帰国して地元である大阪の不動産コンサルティング企業に入社。宅地建物取引士の資格を取得し、主に「マンション新築の了承を得るために近隣住民の折衝を行う」という任務を担いました。この不動産コンサルティング企業を皮切りに、通信企業とIT企業の計9社にわたる転職歴が始まります。外資が絡むこれらの企業ではシステム開発だけにとどまらず、経営企画からビジネスを開拓していく営業職、財務管理職など実に多岐にわたる業務を経験し、さまざまな知識とキャリアを積み重ねました。
コニカミノルタに入社するまでの約3年間は、個人事業主でビジネス・ITコンサルタントとして仕事を行っていました。そのようななか、コニカミノルタから仕事の依頼を受けたのです。内容はプラットフォームのツール調査で、調査報告と共にIoTサービス開発部門がこれからなすべき、いわば事業計画というものをコンサルタントとして追加提案しました。後日、IoTサービス開発の全責任者である統括部長の紹介を受け、「この計画を一緒に実現してくれないか」と声を掛けられました。この瞬間、コニカミノルタへの入社を決意したのです。

コニカミノルタに感じた可能性

コニカミノルタで働けることになって、現在も新鮮な感覚を保ち続けながら楽しんで職務を遂行しています。なぜなら、私のキャリアは外資系企業とベンチャー企業の経験しかなく、国内メーカー企業で働くことが初めてだったからです。創業146年の長い歴史をもつトラディショナルな企業がいま、本業をデジタルトランスフォーメーションによってつくり替え体現しようとするその企業姿勢に、いままで社会に対して挑戦をし続けてきた私の内面から湧き出るチャレンジ精神が掻き立てられないはずがありません。現在では、IoTサービス開発部の部門長として新しいコニカミノルタの礎を築くべく、個性に溢れた有能な人財たちを率いて業務にあたっています。

現在の活躍

新ビジネスの創出を担う私たちの現在のミッションは、「サービス」といういわば無形的なものを売って対価を得るという厚い壁と対峙しなければならないことです。これは、実は私たちにとって予想以上にハードルが高い課題です。だからこそ、ミッションへの挑戦と解決は私たちの成長には欠かせないのだと捉えています。メンバーに対してはいつも、「このミッションをクリアし、ゴールを達成できれば、この先どんな場面でも一人前の仕事ができるようになる」と鼓舞しています。難しいことにやりがいを感じ、経験をしたことのない仕事。この試練を面白いと受け容れられる素養が必要なのです。
先日も入社2年目のメンバーと、今期の目標設定の面談を行いました。この社員は開発の仕事に従事していますが、「プロジェクトを進めていく上で、コスト管理をする人財は不可欠なのではないか。いまはこれを担う者がいない。このままだとプロジェクトが円滑に進められなくなる懸念がある。開発者もいいけれど、この仕事をぜひ学びたい」と、自ら課題を見つけ志願してくれました。このようにメンバーの成長の場に立ち会えたとき、誇らしい気持ちになりますし、私自身のモチベーションも上がります。

今後の展望

私が部門長に就いてから、ITアーキテクトという新たな資格制度を設け育成を始めました。ITアーキテクトになる条件は、「開発者としてシステムアーキテクチャが設計できるくらい全体像をわきまえていて、かつビジネス要求や背景を理解し、業務設計や顧客ニーズにマッチするかを判断・実行ができる」というビジネスのためのテクノロジーの戦略家であり、広範囲の高度な専門家です。
こうした人財を育成するには、カルチャーマッチングが重要な要素のひとつだと考えています。それは、コニカミノルタが常に価値を創造し、お客様に提供し続けてきたこと。社内には製造ラインがあって、ものを造り、販売していることを深く認識し、前向きに肯定するバランス感覚が必要不可欠だと捉えているからです。それを実際に体感するために、私たちの部署では若い社員に「販売会社に一定期間出向し、プリセールスとデリバリーによって実際にお客様の声を聴き、ニーズを理解する」という経験を積ませています。この経験がないと、未来のコニカミノルタ、つまり既存の事業と組織を受け容れた上で新しいビジネスを担っていく人財を育成することが困難だと考えているからです。
お客様の「リアリティ」この意味づけを行える開発者こそが、新しいコニカミノルタの旗手になるはずです。

※内容はインタビュー当時のものです。

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