4. 質疑応答

今回行ったトレーニングや、日頃のランニングに関するお悩みをコーチと選手が回答。参加者のみなさんからは、多くの熱心な質問が寄せられました。

今回やったようなトレーニングは毎日行った方がいいのでしょうか?
宇賀地コーチ:我々は走る前に毎日行います。今回ご紹介したのは正しい動きを身につけるためのトレーニングで、筋肉を鍛えることが目的ではないので、刺激が入る程度でいいんです。補強トレーニングによって使う筋肉を意識した後に走り出すことで、正しい動きが身に付くので、可能な範囲で継続していただければと思います。
体に左右差があるのですが、これは解消した方がいいのでしょうか。
宇賀地コーチ:怪我予防という観点からも左右差はないに越したことはないです。補強トレーニングを行う際、弱い側の回数を少し多めにするなども左右差を解消する手のひとつです。あとは登山なども有効です。不整地を歩いたり走ったりすると体がバランスのいい筋肉の使い方を覚えていきます。
朝走ることが多いのですが、その際の注意点はありますか? また、短時間で効率のいい練習方法があれば教えてください。
谷川コーチ:まず早朝は体が動きにくいのでストレッチをしっかり行い、ゆっくり体調を確認しながら走り始めてください。早朝ランで強度を上げたい場合は、ジョグの後の流しがおすすめです。全速力の70%程度で100〜150mを3〜5本ほど入れてみてください。
衝撃をやわらげるために、ふわっと着地した方がいいのでしょうか? みなさんはどうされていますか?
宇賀地コーチ:接地そのものにフォーカスすると逆にわからなくなってしまいます。衝撃はより大きな筋肉、つまりお尻や体の中心で受けるように意識してみてください。

蜂須賀選手:私もつい意識してしまうタイプなんですけど、そうすると緊張や力みが出て余計なエネルギーを消費してしまいます。体の中心で衝撃をとらえるようにしてみてください。そのためには、今日ご紹介したようなトレーニングを走る前に行って、使うべき筋肉に刺激を入れるという準備が有効です。
今日の腹筋がうまくできませんでした。続けていけばできるようになりますか?
野口コーチ:まずは少ない回数からでもいいので、継続していけば、腹筋を使う感覚が養われていきます。大事なのは回数ではなくフォーム。使う部位を手でトントンと触ってあげるだけでも、使うべき筋肉を意識しやすくなるのでやってみてください。

5. 閉会式

選手とコーチがそれぞれ閉会のご挨拶をして、今回のオンラインイベントは閉会となりました。

宇賀地コーチ:今回行ったトレーニングやお話した内容は、意識すれば意識するだけ身になることです。長距離は本当に地道な種目で、今日やったことが明日の成果にすぐつながるものではありませんが、意識を持って継続していただければと思います。あるサッカー選手の言葉で「意識の連続が無意識を生む」というものがあります。私にとってすごく腑に落ちた言葉でした。ランニングって、走るという単純作業の中でいろんなことを意識しなきゃいけないんですけど、最終的にはそれを無意識下でできるようにするのがゴール。みなさんも、ぜひそれを目指して続けていってください。

蜂須賀選手:みなさんが感じている悩みは、私たち選手が感じていることでもあります。もっと向上したいという点においてはみなさんも私たちも同じ。お互いにさらにがんばっていきましょう。まずは楽しむことが大事。記録が上がれば喜びや楽しさにもつながっていきます。

野口コーチ:明日は宇賀地コーチのせいでみなさん絶賛筋肉痛になると思いますが(笑)、それも今回楽しんだ証であって欲しいと思っています。ランニングはライフワークのひとつとして楽しむものだと思います。ビールのために、おいしい食事のために、何のためにでもいいと思いますので、生活の一部として続けていただければと思います。

谷川コーチ:みなさん本当に一生懸命、そして上手にトレーニングしているのが印象的でした。今日行ったトレーニングも、無理せず自分が継続できる回数でやっていっていただければと思います。これからもぜひ走ることを楽しんでください。私も楽しみます!今日はありがとうございました。

参加者のコメント

  • 一人で走っているので、参加者と時間を共有できたことは今後のトレーニングの励みになりました。
  • ファンである宇賀地コーチや蜂須賀選手に質疑の回答していただき、夢みたいな時間を過ごさせて頂きました。
  • Webサイトや書籍等では感じられない距離感での質疑応答など貴重な時間を持つことができよかったです。
  • 筋トレは苦手で避けてきたのですが「無理のない範囲で」とのアドバイスにやる気が出たので、これから地道にトレーニングを続けてみようと思いました。
  • リモートで開催することにより、全国の皆さんとご一緒できてよかった。とても良い方法だと思います。

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