雪がちらつく中、専用テントに集まった全参加者とスタッフ、そしてコニカミノルタ陸上競技部からは宇賀地強キャプテン、谷川智浩選手、西池和人選手、工藤有生選手。温かい飲み物や軽食を囲みながら、レース前のひとときをリラックスして交流を深めました。憧れの選手に握手やサイン、写真撮影を求めて一時は行列も。「宇賀地選手の熱い走りが好きで学生時代から応援してきたので、今回お会いできて感激です！」と涙ぐむ参加者もいました。また、上位を狙うチームの第一走者たちは、ウォーミングアップに余念がありません。

レース前、選手たち、参加者のみなさんは、スタート＆ゴール地点すぐ横に設置されたステージ前へと移動。MCの白戸太朗さんと安田大サーカス安田団長の紹介で、ステージに上がった選手4人は、レース前に体をほぐす動的ストレッチを主導。西池選手のリードとともに、他の3選手がお手本を披露。参加者の間をまわってていねいにアドバイスをしながらの指導が好評を博しました。

一時はどんどん雪が激しくなり、開催が心配されましたが、リレーのスタート時間までには止み、レースは予定どおりスタート。センタープロムナードに設けられた1往復2.5kmのコースを1人2往復（5km）、4人でタスキをつなぎながら合計20kmを走ります。号砲とともに飛び出していくスピードランナーたち。ランプロAチームもトップ集団に混じって快走。また、宇賀地選手がゲストランナーとして参加し、笑顔で軽やかなフォームを披露しながら一往復を走りました。コース途中には起伏もあり、なかなかのタフさ。さらには最高気温でも4度という厳しい寒さがランナーたちを苦しめます。そんな中でも、すれちがいコースでランプロTシャツを見つけては、声をかけ合う姿や、沿道ではコニカミノルタ名物ともいえる大集団での応援に、疲れを忘れて思わずスピードアップするランナーも多く見受けられました。レースが終わる頃には、チームメイト同士、仲間同士がすっかり仲良くなり、ほんの数時間前に初めて会った人同士とは思えない一体感ができあがっていました。

レース結果は男子、女子、混合の3部門ともコニカミノルタ ランプロ部が優勝を独占するという快挙。雪と寒さを吹き飛ばす熱い走りでお台場に旋風を巻き起こした1日となりました。