ほたる様

15部屋からなる小規模住宅型有料老人ホーム。「こういうのが欲しかった」と現場を経験したスタッフの方がシステムに共感してくださり、施設を設立する際にケアサポートシステム(旧ケアサポートソリューション)を導入いただきました。

株式会社フレーバー 代表取締役
布目 裕貴様
※2018年11月時点の情報です。

新しいものを取り入れることで働き方を変え、スタッフに安心して働いてもらうことを大事にしています。スタッフが比較的若いため、昔ながらの固定概念にとらわれず、ICT機器の導入もゼロベースで考え、本当に入居者様のためになるのかを考えてくれています。今はテレビ番組制作をしていた経験も活かし、介護施設や在宅でも見ていただける、高齢者向けの体操番組も配信しています。

安心且つ適切なケアの実現

ケアサポートシステムを採用した大きなきっかけは見守り機能があることです。今までのセンサーマットは踏み外しがあり、部屋の中はブラックボックス状態で転倒したときにどう転倒したかが分かりません。転倒映像が記録されることでご家族にも事実に基づいた報告ができ安心してもらえます。スタッフを守ることもできるので、安心して働いてもらえ、スタッフからも好評です。

認知症のケアにも実は役立つと感じています。他施設から転居された方がいるのですが、認知症が進み、ベッドの分解をしたり、コードを引きちぎったりします。きっかけとなる行動があると考え、ケアサポートシステムから起床、離床、転倒・転落の通知が来た際は、「LIVE見る」機能を使って、声を掛けるタイミングを計りました。何かを探しているようなときは一緒に探すと、落ち着かれます。適切なタイミングを計ることで必要な声掛けができ、今は穏やかに暮らすことができています。

入居者様の安全を確保したワークフロー変革

働き方も変わりました。センサーマットの通知でも物音でも、とにかく音がしたら駆け付けていました。今は動きをスマートフォンひとつで把握できます。入居者様の様子を把握することで、本当に必要な対応が分かります。また、誰が対応しているか分かり、スタッフが同時に駆け付けて一人無駄だったということもありません。「無駄が減り働きやすくなった、ケアサポートシステムがないのは考えられない」とスタッフから言われます。

夜間はスタッフ1名体制なので、病気等で必要な方以外は夜間の見回りを行っていません。入居者様の安眠を目的としているのですが、そのためには施設の義務である安全確保を保たなければなりません。ケアサポートシステムはその安全確保を補ってくれます。現在は本当にケアを必要としている方に時間を充てることができ、空いた時間に片付けができます。スタッフの身体が楽になり、「1人だけど1人じゃない」と言われます。入居者様に対しても無駄な訪室がなく、昼夜逆転を防ぐことができます。

自治体からの信頼向上、採用における好循環

導入してすぐの頃に、最新のICT機器を入れている施設があるということで、議員団が視察に来られました。実際に見ていただき感心してもらえ、施設としての信頼向上にも繋がっています。

採用においても良い効果をもたらしています。ホームページやブログをしっかり見てくださる方が多く、ケアサポートシステムを導入していることをPRすることで、意識の高い方が来てくださいます。結果として、おのずと良いスタッフが多く、ケアの品質も上がります。スタッフ募集においても当施設の特徴がより出せます。新しいことをどんどん取り入れ、小さいところだからこそできることで、介護業界を引っ張っていきたいと思います。