田原福寿園様

2020年4月のユニット型増床、10月の従来型の移転建て替えをきっかけに特別養護老人ホームユニット型78床、従来型115 床の全床にご導入いただきました。

今回は、現場へのICT導入の際に検討されたポイントから、導入して実感したサポートの重要性、今後HitomeQ ケアサポートを使って目指す施設の将来像についてお話を伺いました。

社会福祉法人福寿園
特別養護老人ホーム 田原福寿園 南館
施設長
有川 忠司様
※2021年9月時点の情報です。

介護スタッフの”働きやすい環境を整える“ことを目指した
HitomeQ ケアサポート導入

HitomeQ ケアサポートをご導入いただいたきっかけを教えてください

もともとユニット型の増床と従来型特養の建て替え計画があり、これを機にユニット型・従来型合わせて、PHSを使ったナースコールシステムから新しい設備に置き換えようと、1年半ほど検討を重ねておりました。今回の導入では、介護スタッフの動き方・働き方を効率的にすることで、スタッフの働きやすい環境を整えることを目指していたので、様々検討したうえでこの HitomeQ ケアサポートの導入を決めました。

どういったところが決め手になったのでしょうか

もともと私たちの施設ではセンサーマットを使用していたのですが、課題が多くありました。その課題を解決する “見て動ける”・“通知で状況を判断できる” ことが最も必要な部分と考えていました。
また、スタッフからシンプルで使いやす いものをという要望もあり、使い勝手の良さ・通知映像も含めたサービス全体の質の高さというところが決め手だったと思います。

導入当初、スタッフ様から不安の声などはありましたか?

やはり中堅以上のスタッフが機器を使いこなせるかといった不安の声や、今までセンサーマットで一部の利用者様を注視していたところから、全利用者様へと見守れるお部屋の範囲が拡大することで、キャパオーバーになるのではという戸惑いの声はありました。
しかし、いざ導入してみると扱い方に関して困った声というのは予想よりも上がってきませんでした。それよりも、「利用者様ごとの通知設定をどうしたらよいか」といった、具体的にどうやって運用していくのかという前向きな声が上がっていました。
コニカさんに協力いただきながら利用者様ごとの通知設定といった運用ルールを上手に決めていくことで、実際に見守れるお部屋の範囲が全利用者様へと拡大利用者様の安全やケアの質が高まっているとの実感があり、HitomeQ ケアサポートと並走する新しい働き方を本格的にスタートできるようになりました。

“見てかけつけ”と映像による転倒への対応の変化

導入から1年ほど経過しましたが、施設の変化はどのように感じられていますか?

やはり、当初考えていた “見てかけつけ” が根付いてきたことで、スタッフの負担は軽減されてきたと感じていますし、訪室のタイミングも良くなったと思います。これに加え、副次的な効果でもあるのですが、転倒事故が予想よりも減ってきたことが驚きでした。映像通知で利用者様の動きを把握することだったり、実際に転倒が起きたときの動画を活かして、予防策を立てられることがこの効果に繋がっているのではないかと考えています。

また、転倒に関する申し送りや報告の内容が変わってきました。導入後、ショートステイの利用者様が転倒されて入院したケースがありましたが、その際も転倒した映像をスタッフが事前に確認してから病院へ同行することで、医師に具体的にどのような状況で転倒があったのかを明確に伝えることができました。こういうことが分かると、転倒が起きた際の対応も変わってきますし、今後の利用者様のケアにも活かすことが出来ます。

スタッフ同士のつながりもサポートしてくれる

“見てかけつけ”以外に特に使ってくださっているポイントがあると伺いました

HitomeQ ケアサポートでは、スタッフが一人一つずつスマートフォンを持ち歩きますが、これが個人直通の内線として使えたり、伝言板機能といってスタッフみんなにショートメッセージを送ることが出来ます。以前はPHSを持っている限られた人にしか連絡が取れなかったので、その人を探したりすることに時間を使っていました。
しかし今は短時間でスタッフ間の情報共有が積極的に出来るようになり、スタッフ同士の横のつながりがとても良くなったと感じています。やはり新人さんや入ってきたばかりのスタッフは誰しも、不安な場面に遭遇したら誰かにサポートしてもらいたい、という気持ちがあると思うんです。そんなときスマートフォンですぐに声をかけることが出来る。その安心感があるというのは非常に心強いと思います。

若い世代にとって、介護現場に
“あって当たり前”になりつつあるICT・介護ロボット

近年では、採用においてICT・介護ロボット導入が一つの要素になってきているそうですね

そうですね。今の学卒の子たちは、ICT・介護ロボットを導入している施設というのを見てきているので、逆に導入していないというのは今や少しずつマイナス要素になりつつあるのではないでしょうか。あって当然という感覚も持っていると思います。

もちろん採用というのは様々な要素があるので、一概にICT・介護ロボットが入っていることで採用が増えるということは言えません。私たちの施設では地元に根付いていて歴史もあるので、導入していることだけがアピールポイントというわけではありませんが、HitomeQ ケアサポートの最新の設備は毎回説明していて、やはり強みになっている手ごたえは感じています。
先ほど伝言板機能による横のつながりの話をしましたが、これもまた一つスタッフへの働きやすさの提供だと思っています。上手にICT・介護ロボットと並走していくことで、介護スタッフの負担を減らし、ケアの質も高めていくことができると思います。利用者様により良い介護を提供することが自然とスタッフ増に繋がっていくと考えています。

検討中の施設に伝えたい
導入して実感したサポートの重要性

HitomeQ ケアサポート導入の検討を進めている介護施設の皆様に向けて一言お願いします

世の中に様々なICT・介護ロボットが登場してきていますが、今回ご縁があって私たちの施設では、HitomeQ ケアサポート導入に至りました。その中で気付いたのはやはり、“サポートの重要性“ です。
何か不具合や困ったことがあればサポートセンターに連絡すると、すぐに回答がもらえて対応の日程調整へとスムーズに進みます。何かシステムに異常があっても、こちらが気づく前に連絡がもらえて確認できたり、不具合があった際も実際に検証して結果を伝えてくれます。設備不良という部分は以前に比べると格段に少ないので、非常に助かりますね。こういった導入までだけでなく、導入してからのサポートが手厚いなというのが本当に強く感じているところです。
また、私たちの声がしっかり届いているなという実感があります。前述のシステム面以外にも、使い方であったりとか運用方法についても真摯に私たちの施設の最適解というのを一緒に探してくれているというのを感じています。 なので購入して終わりではなく、この先も私たちの声を届けていけると信頼していますし、そのあたりが安心して導入できる理由になるのではないかなと思います。

目指す介護は、“データ活用による負荷削減で利用者様もスタッフも笑顔になる介護”

福寿園様が今後目指す介護像を教えてください。

データを使って職員の偏りや動きを可視化し負担を減らすことで職員には違う面にも目を向けてもらいたいと考えています。
介護の業務を考えたときに直接的な、例えば特養でいうと排泄・食事・入浴が三大介護、それに加え記録などの間接的な業務、それ以外の部分が利用者さんと接して笑いながら過ごすというゆとりの部分です。しかし実際はなかなかそういう時間までは設けられないと考えると、職員の負担って非常に大きいと思うんです。なのでデータを活用し、業務を効率化することで、少しでも多く利用者様との時間に置き換えていくことがスタッフの負担を減らすことに繋がると考えています。
また、負担を減らすことで心のゆとりを持ち一歩先の視点“自分のケアってどうなんだろう”見直す余裕を持てる職員に育ってほしいと思っています。もちろん日々のケアも重要ですが、一歩先の介護を目指すためにはスタッフの“考える時間”を作りケアの品質を高めていくことが必要です。 今後もHitomeQ ケアサポートから得られるデータをもとにさらなるスタッフの負荷削減を進めることで利用者様に対する質の高いケアの提供、そして本来の介護の“楽しい時間”の創出を目指していきたいです。

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