ご挨拶
「だれ一人取り残さない、
一人ひとりが自分らしく生きられる社会を支え続ける、インフラ企業になりたい」
こんな想いを込めた"HitomeQ(ひとめく)"の元、2014年からコニカミノルタが展開してきた介護施設向け事業をベースに2018年12月にコニカミノルタQOLソリューションズを創業し、志を同じくするパートナー企業やお客様と歩んできました。
超高齢社会を迎えた我が国において、すべての人のwell-beingを実現することを使命に、私たちは日々進化を続けています。ケアする人・される人・そのご家族、その誰かが痛みを感じるのではなく、全ての人が尊重され、それぞれのありたい姿で創造的に生きられる社会を目指します。
コニカミノルタは、創業以来培ってきた光学技術と画像分析技術を活用し、介護のDX(デジタルトランスフォーメーション)をご支援する「HitomeQ ケアサポート」を提供しています。介護業界におけるDXとは、介護のケア実施部分にテクノロジーを導入することだけでは実現できません。私たちは、現場の経験と勘に頼っていた主観的評価を、デジタル活用した客観的評価に変えます。これは利用者様をより深く理解する第一歩であり、そこから介護過程そのものをDXしていく。デジタルで得られる客観的評価を現場の皆様の知恵と融合することで、利用者様に提供する“ケア”が、一人ひとりに合わせた“エビデンスに基づくケア”へと深化し、専門性を持ったプロとして活躍頂けるようになります。
また、得られたデータを活用し、高齢者の行動パターンやADLを計測する技術開発を、様々なパートナー様と共に行っています。データから得られる科学的情報と介護スタッフの専門的な知識、優れた技術を持つ企業と手を組むことで、エビデンスに基づく科学的介護や高齢者のADLの維持・向上による重度化抑制を実現し、社会保障費削減にも貢献したいと考えています。
優れた技術は魔法と区別がつかない、という有名な言葉がありますように、これまでには得られなかった種類のデータを、私たちの技術とサービスをもって、一人ひとりが尊重されたあたたかい社会実現の礎とする。そんな魔法を、私たちは提供します。パートナー企業やお客様と連携しながら、人が人を支える様々な領域で、安心安全かつ創造的に働ける環境を提供する柔軟なインフラとして、全ての人のQOLを向上するサービスを展開していきます。
コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社
代表取締役社長 吉田明子