陸上競技部に入部した新人3名の素顔に迫ります!

2022年4月、コニカミノルタ陸上競技部に3名の新入部員加わりました。その一人、砂岡拓磨選手はどんな選手なのでしょうか。陸上競技を始めたきっかけから、入社の決め手、実業団選手としての想いなど…。インタビューを通じて、砂岡選手の素顔に迫ります。

砂岡選手にとっての陸上競技の魅力とは

- はじめに、陸上競技の魅力、陸上をを始めたきっかけを教えていただけますか?

砂岡:そうですね、陸上競技の公平さに強く惹かれたといいますか。他のスポーツだとセンスとか色々見えない基準みたいな部分もあると思うんですけど、陸上競技はタイムでしっかり基準が区切られるので、その公平さがすごい魅力だと感じています。
競技をはじめたきっかけは小学生の頃ですね。担任の先生がトライアスロンをやっていて、「走る才能があると思うよ」と言っていただいて。それで陸上やろうかな、と思いました。体を動かすこと自体好きだったこともあり、元々水泳をやっていたのですが、陸上も始めました。中学校で陸上部に入り、そこからずっと続けています。

- 学生時代、競技人生の中で特に印象に残っていることはありますか?

砂岡:去年行われた、京都のエディオン ディスタンスチャレンジという試合です。そこで5000mの自己ベスト13分19秒というタイムを出すことができたんです。4年生での箱根駅伝本選への出場を逃してしまっていたので、箱根の分まで全てをぶつけるというか、やはり4年間やってきたことの証明という意味でも本気で取り組みました。納得できる結果を出したと感じましたし、本気でやってきてよかったなあと思いました。成功した試合は他にもありますけど、ゴールした後にやりきったと思えたのがこの大会でした。想いが強かったので、一番印象に残っています。

- 大きな出来事だったと思います。箱根予選会からどのように気持ちを切り替え、自己ベストにつなげられたのでしょう?

砂岡:単純に、振り返らないようにしようと思いました。箱根がないなら別のことをしよう、出来ることを見つけていこうと思った時に、元々僕は5000mが得意な方だったので、それを突き詰めてやっていこうと思って。そういう意味ではモチベーションがすごい高かったですね。落ち込んだ期間は数日ぐらいで切り替えられました。
こんなふうに、予選会が終わってからは逆に解放されたというか、楽しくやっていました。ちゃんと切り替えられたのと、楽しむ気持ちを持ちつつ臨めたところが大きいかなと思います。

- 選手として自身が考える強みはどこでしょうか?

砂岡:レースの組み立て自体はうまいというか、得意かなと思っています。陸上競技ってラストで勝てば一着になるんですが、逆に一着以外はそこまで注目されないスポーツなんですよね。その過程はあまり見られないんですけど、逆にその過程をどれだけうまくこなしていって、ラストに自分が一番有利に立てるかを突き詰めていくんです。レース中はその場その場に応じて対応していきますし、大体のイメージが付けられているので、自信はあります。

社会人になってからの生活の変化、そして今後の展望とは

- コニカミノルタ陸上競技部の実業団選手としての生活が始まりましたが慣れましたか?

砂岡:まだ仕事では慣れないことが多いので戸惑うことがありますけど、練習時間との兼ね合いは比較的リズムが掴めてきたと思います。
学生時代は結構自由な時間があったのですが、入社後は17時までしっかり新人研修があって疲れもある中で練習に向かう時もありました。うまく自分の中でバランスを取って、且つ必要なことを見極めないといけないので、少し苦労しました。(今は研修が終わって)仕事にやりがいを感じていますし、部署の一人としてやっていくことを考えるととても楽しみですね。

- 陸上競技も業務も充実している様子が伝わってきました。陸上競技を続けるにあたってコニカミノルタを選んだ理由は何だったのでしょうか。

砂岡:やはり、環境と熱意あるスタッフが多いところが、一番魅力に感じましたね。僕自身、大学では低酸素トレーニングなどあまり他のチームがやっていないトレーニングをしてきたんですけど、コニカミノルタも低酸素トレーニングを始め豊富なバリエーションで練習が組めるので、非常に魅力的に感じています。スタッフの方々も本当に熱意あって「自分がこうやりたい」と言うとしっかり答えて下さって。自分自身のために頑張るのは勿論ですけど、スタッフのためにも頑張ろうって、そんな風に思えるすごく良いチームだなと思います。

- 砂岡選手のスタイルや方向性と合っている部分が多かったのですね。では最後に、コニカミノルタ陸上競技部での目標を教えて下さい。

砂岡:2024年のパリ五輪出場が大きな目標です。やるからには大きな試合で頑張りたいと思っていて、なぜ競技を続けるのか分からないという状態はなりたくないので。いざパリ五輪を目指すとなると準備期間があまりないですけど、その中でいかに本気でやれるかだと思っています。当然パリ五輪が終われば、また次の目標っていうのは出て来ると思いますけど、まず本気で狙える大会として僕はパリ五輪を頭に置いてやっていますので、これからも応援よろしくお願いします!

PROFILE

砂岡 拓磨(すなおか たくま)
2000年3月23日生まれ、東京都出身。学生時代は城西大学駅伝部にて活躍。エディオン ディスタンスチャレンジin京都2021の5000mにて、日本人学生歴代2位の13分19秒96を記録。

2022年4月、コニカミノルタ陸上競技部に3名の新入部員加わりました。今までの陸上競技人生を振り返りながら、今の心境を語ってくれたのは川口慧選手。実業団選手としての想い、そしてこれからについて、探ってきました。

Vol.2 川口慧選手

2022年4月、コニカミノルタ陸上競技部に3名の新入部員が加わりました。今回答えてもらったのは、優しそうな雰囲気と笑顔が印象的な宮下隼人選手。入部してからの変化や陸上競技への向き合い方が、インタビューを通して見えてきました。

Vol.3 宮下隼人選手