第3回ユーザー会開催

今回のユーザー会は、これまでと趣旨を少し変え、『ケアサポートシステム(旧ケアサポートソリューション)から取得したデータを活用した現場のワークフロー変革』というテーマで実施しました。ケアサポートシステムの活用方法はもちろん、各現場の課題の共有、データを活用した解決策について、ユーザー様との意見交換を通じ新たなサービスの共創に挑戦しました。

活発な意見交換

意見交換はご参加のユーザーの皆様を3グループに分けて行い、各グループにはコニカミノルタの社員が同席しました。活発な意見交換が続いた約2時間30分の一部をご紹介します。

入居者様との対話時間の拡大

初めに、ケアサポートシステム導入による現場のワークフローの変化について意見交換しました。

「ケアサポートシステムがないところにはもう転職できないなとすごく思います」

「入居者様との関わりの時間が持てています」

ケアサポートシステム導入による現場のワークフロー変革に対し効果が高かったのは、通知時に入居者様の様子を手元のスマートフォンで、映像で確認できるという点です。今までは、ケアコールがなると、まず駆け付けを行っていたため、「夜勤中は50m走です」というスタッフの動きを大きく変えることができました。


「居室内での転倒事故発生時の後追いができ、再発防止策が具体的に立てられます」

転倒時のエビデンス画像により、入居者様の行動を確認することで、安全確保につなげられます。

現場データの活用

今回のユーザー会では、現場の課題をユーザーの皆様と一緒に共有するとともに、新たな試みとして、各施設のケアサポートシステムから取得した実際のデータを見ながら、意見交換を行いました。

「ケアコールが重なる時間がどこにあるか分かれば、その時間帯に人数を増やしたいです」

スタッフの感覚だけでなく、数値で示すことで、現場の改善を行う際のエビデンスになるという意見が聞かれました。効率的な施設運営にも、ケアサポートシステムから得られるデータを役立てることができます。


「夜間帯の生活サイクルが分かるとケアプランに活かせ、質の高いケアができるかなと思います」

入居者様の睡眠状態を把握することで、生活リズムを整えるきっかけをつかむことができます。また、スタッフが感覚で捉えている入居者様の情報を看護師やドクターに正確に伝えるための根拠としてデータを使いたいといったお話も伺うことが出来ました。

「スタッフが満足していると、良い介護ができると思っています」

ケア業務にかける時間やスタッフの業務評価などを、定量的に捉えたいという課題も受け取ることが出来ました。スタッフの働く環境を整え、満足度をあげることが、より良い介護に繋がります。データは、現状把握・改善計画、実行、効果測定、結果分析のPDCAを回すことに活用できます。より良い働き方へと現場を変革する一助となれるよう、より良いサービスの実現を目指していきます。

施設同士の情報交換、コニカミノルタとの共創の場

本会は、ユーザー様同士の交流の場です。同じケアサポートシステムを使用する仲間として、「他の施設の経験を知ることができてよかったです」、「導入している施設で話し合いをすると、同じようなところで悩んでいることが分かり、それを共有できる場を提供してもらえたのはよかったと思います」という意見を多く聞くことができました。

また、ケアサポートシステムへの今後の期待として、「ケアサポートシステムの最大の特徴は、買った状態のものしか使えないのではなくて、買った後に進化していくことだと思っています」という嬉しいご意見を聞くことが出来ました。

ケアサポートシステムをより現場に役立てるためには、コニカミノルタだけでは難しく、ユーザーの皆様との共創が必要です。今後も、テーマを変えながらユーザー会を重ねてまいりますので、ユーザー様の情報交換やネットワーク創り、コニカミノルタとの対話の場として、ご参加を心よりお待ちしております。

ご参加事業者(50音順)

  • 「入間老人ホーム」特別養護老人ホーム
  • 「カーサプラチナみなとみらい」介護付有料老人ホーム
  • 「ケアホーム西五反田」軽費老人ホーム
  • 「大和ハウスライフサポート株式会社」
  • 「ゆりの木」介護老人保健施設

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