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Works & People

目指すは、グローバルシェアトップ。
自動車外観検査という新たな挑戦。

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センシング事業における新規分野である、自動車外観検査事業。それまで目視で行われていた自動車の外観検査を自動化する画期的な取り組みです。キープレイヤーであるEines社と深く関わるアドバンストセンシング事業統括部の3名が、事業の現在地についてお話しします。

Shota Ueki

システムインテグレーショングループ

前職の電機メーカーで検査・測定機器のソフトウェア開発に従事し、2015年キャリア入社。外観計測の技術開発やEines社への出向を経て、現在は技術・営業チームのリーダーを兼務している。

Yoshiki Osaka

システムインテグレーショングループ

大学院で量子光学を研究し、2016年新卒入社。画像IoTソリューションなどの新規事業に携わり、現在は自動車外観検査装置を活用した新たなデータ分析サービスの創出に取り組んでいる。

Kaori Furuta

プロジェクトエンジニアリンググループ

前職のSIer 企業でソフトウェア開発に従事し、2022年キャリア入社。Eines社の自動車外観検査装置に、日本企業向けの機能を追加するソフトウェア開発を担当している。

※掲載情報は取材当時2024年10月時点のものです。

省人化を実現する、
自動車外観検査の自動化

植木自動車外観検査は、部品間の隙間・段差や塗装の欠陥を計測し、人に頼ってきた外観検査をAI技術で自動化するものです。センシング技術を生かして事業化したのが2017年。その2年後に欧州のリーディングカンパニーEines社(Eines Systems S.L.、エイネス・システムズ)がコニカミノルタグループに加わり、事業化を加速させました。これまで、自動車工場のオートメーション化が進む中、検査工程の自動化は非常に難度が高く、人手に頼る状況が続いていました。それを打破する技術の登場により、世界的にも自動車外観検査が盛り上がっています。

逢坂現在コニカミノルタは、塗装外観検査、隙間段差計測などのトンネル型検査装置において、グローバル・ジャンルトップのポジションにあります。一般的には自動車1台を6~8人がかりで検査していますが、これを自動化することで、人手不足や属人性などの課題を解決できます。隙間段差計測については、完成車の状態で部品が正しく付いているか、取り付けにズレや段差が生じていないかを検査します。

植木塗装外観検査については、カラー塗装後に施される透明なクリアコートという保護層を塗装する工程を対象にしています。稀に異物が付着し、クリアコートにぷつりと突起ができてしまうのですが、この不良を検査するためのものです。省人化を実現したこれらのイノベーションは、自動車製造において非常に大きな価値があります。

Eines社製品をベースにして、
さらなる価値創出へ

古田私の担当業務は、日本企業のお客様からの要望に基づき、Eines社の標準品にない新機能を追加すること。分かりやすくいうと、カスタマイズ製品の開発です。装置のハード部分よりも、ソフトウェアの開発が中心となります。例えば、トンネル型外観計測システムの標準品は、使用時には毎回、人による点検作業が必要です。設置されているカメラの位置や向きが正しいか、車体の運ばれてくる速度が正しいかなどを事前にチェックします。日本のある自動車メーカー様からの要望で、この点検作業も自動化できるよう、機能を追加開発しました。欧米や他のアジア諸国ではあまりニーズがなかったので、日本国内だけに展開しています。

逢坂私は、自動車外観検査装置を活用した新たなサービスづくりに取り組んでいます。具体的には、顧客企業のDXにつながるデータ分析サービスを提案すること。そのためお客様と協力して、価値検証を行っています。我々は検査の自動化を推進していますが、理想は欠陥自体を出さないことです。そこで、お客様と連携しながら、塗装工程のデータと不具合発生の記録を照らし合わせて検証しているんです。例えば、欠陥の特徴や発生傾向などを仮に見出すことができれば、欠陥を予防する対策が取れるのではないかと仮説を立てています。

植木私はグループリーダーとして、2つのチームをマネジメントしています。一つは逢坂さんも所属する技術チームで、Eines社の製品に新しい価値を追加する開発業務を担っています。もう一つは、外観検査を自動化する価値をお客様に伝え、販売につなげる営業チーム。技術畑出身の私にとって、営業チームのマネジメントは新しい挑戦です。

価値観の違いを乗り越え、
Eines社との信頼関係を構築

古田日本の自動車メーカーとスペインのEines社の間に入って調整することに苦労しました。まず言語の壁があります。普段日本語を話す私たちと、スペイン語を話すEines社が、英語でコミュニケーションを取るわけです。細かいニュアンスまで伝えるのは簡単ではありません。さらに、文化的な壁もあります。日本のクルマづくりの価値観からすると、検査装置自体の点検の自動化はぜひ欲しい機能。一方、欧米のクルマづくりの価値観では、特に必要のない機能。このギャップを埋めていくことにも苦労しました。それでも粘り強く調整に取り組み、最終的には無事、Eines社と力を合わせて機能追加することができ、大きな達成感を覚えました。今後の開発に向けてより密接にコミュニケーションをとっていくためにも実際に1ヶ月ほどスペイン出張にも行きました。

植木2019年に買収したEines社との関係構築には、私も非常に力を入れました。もともとEines社は技術者集団。買収直後はナレッジが流出するんじゃないかと、警戒する気持ちがあったように思います。リレーションを築くために、とにかく向き合いました。翌年から4年間、出向したのも、ワンチームで協働するため。古田さんに1ヶ月間来てもらったのも、より密接にコミュニケーションを取り、Eines社の文化を共有するためです。コニカミノルタの技術者は正直で真摯に向き合うメンバーばかりなので、徐々に信頼関係が育まれていきました。当時を振り返ると、時に毎週のように日本側とEines社側のメンバーで1時間の技術ミーティングを開催していました。今も頻繁に一緒に議論していますから5年くらい続けていますね。

逢坂現在、その取りまとめ役を担当しているのが私です。育休から復帰したタイミングで、植木さんから言われたんです。「ファシリテートお願いしてもいい?」と(笑)。Eines社とのコミュニケーションはこの先も必須ですし、私にとってもこの上ない成長機会となっています。

新しい自分に挑戦し、
外観検査のシェアトップを目指す

古田これまでの経験が通用しないことに挑戦でき、失敗しても励ましやアドバイスをもらえます。とても恵まれた環境で、やりがいを感じています。今後も成長しつづけ、将来的にはプロジェクト全体を取り仕切り、全く新しいプロダクトを創出するところまで挑戦したいと考えています。

植木今後の目標としてはやはり、自動車外観検査のシェアトップを目指したいですね。お客様自身もまだ気づいていない潜在ニーズを見つけて、事業拡大できたらと考えています。それには、お客様と二人三脚で価値を見つけ出すことが大切です。

逢坂このマーケットにおいてトップの座をつかむための技術担当として、データ分析やDXを軸に付加価値を高めたいですね。コニカミノルタにはチャレンジしやすい雰囲気も、相談しやすい雰囲気もあります。また、チャレンジすることで自己成長と社会貢献の両方を目指せる、とてもいい環境です。私たちと同じ想いを持ち、トップを目指して挑戦したいという方は、ぜひ仲間になっていただけたらうれしいです。

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