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Works & People

「長尺化」という新機軸で、
今までにない光学フィルムを開発。

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Takashi Takebe

機能材料事業部 開発統括部

大学院で物質科学を専攻し、2004年新卒入社。長年にわたって機能材料開発に従事し、現在は光学フィルムの新製品「SAZMA」の開発リーダーを務めている。

※掲載情報は取材当時2024年10月時点のものです。

生き生きと働ける会社で、
世界初の製品を開発したい

大学院で研究していたのは、高強度の金属コーティング技術。実は当時、この技術が道路切断用ダイヤモンドカッターとして実用化され、大きな話題に。このイノベーションに触発され、今まで誰も見たことがないような世界初の技術・製品を作ることが将来の夢になりました。就職活動では、材料開発に力を入れていて、自分のやりたいテーマに自由に挑戦できそうなメーカーを探すことにしました。

この条件を満たすメーカーはいくつかありました。でもあるとき、働いている社員から伝わってくる充実度に関して、会社間で大きな違いがあると気づいたんです。疲れの色が顔に出ていると、やはり不安を覚えます。そんな中、最もポジティブな印象を受けた会社がコニカミノルタでした。生き生きとした表情で、楽しそうに働いている方ばかりだったからです。こんな環境で、世界初の材料開発に挑戦してみたいと思い、入社することに決めました。

お蔵入りしていた材料が、
復活した瞬間

私が長年にわたって開発してきた光学フィルムは、機能性で差別化しづらくなり、数年前からコスト競争が悩みの種になっていました。そこで2〜3年前、事業部の掲げた方針が「長尺化」という新機軸でした。従来は1ロールあたり3,900mの長さで偏光板メーカー各社に納めていました。ただ、検査や端材のロスを減らすには、フィルムの切り替え回数は少ないほうが良く、実際ある1社のお客様から長尺化のご要望を頂いていたんです。こうした背景からスタートしたプロジェクトの一つが、「SAZMA(サツマ)」という表面保護性能に重点を置いた長尺フィルムの開発でした。目指す長さは、従来の3倍となる12,000mです。

全体会議でこの方針を聞いた瞬間、出番が来たと思いました。実は入社してからの数年間、新製品の開発に役立てようと、私の裁量で材料メーカーからたくさんのサンプルを取り寄せて評価していたからです。すぐにピンときました。「この条件を満たすフィルム材料に心当たりがあります。私にやらせてください」。その場で手を挙げ、私がプロジェクトチームのリーダーを務めることに。試作してみると案の定、狙い通りの性能が得られ、うれしい気持ちでいっぱいになりました。

数々の難題を乗り越え、
市場投入へ

幸先の良いスタートを切ったものの、いくつかの難題を抱えていました。まず、長尺化は薄膜化への挑戦を意味します。薄くなるほど、巻いたときにフィルム同士が張り付く不具合が生じやすくなります。この事態に対しては、銀塩写真フィルムの時代から強みとしていた添加剤技術を用いることで、どうにか乗り越えました。次なる壁は試作工程。最初に試した工場では上手くいったものの、量産化を見据えて別の工場で試作した際は、うまく搬送できなかったり、途中で切れたりするなどの不具合を確認。製造現場に頼んで何度も何度も調整してもらうことで、ようやくクリアできました。

技術面以外にも難題はありました。多くの顧客が品質と加工性への懸念から、既存製品を切り替えることに消極的だった点です。ここでも粘り強くメリットについて説明し、最終的に数社から採用いただけることが決定しました。数々の難題を乗り越え、現在は「SAZMA」の市場投入を目前に控えています。このまま無事量産へつなげ、目標とする売上数量・金額を達成したいです。

これからも、画期的な製品に
挑戦しつづけたい

今後の目標としては、次の柱となるよう光学フィルムを開発したいと考えています。直近では、極薄フィルムの可能性を探っています。コア技術の薄膜化をさらに発展させ、食品用ラップより薄い5μm厚のフィルムを構想中です。これ以外にも、お客様のニーズを聞きに行きながら、次のネタになりそうなこと、トレンドになりそうなことを探っています。「SAZMA」のような画期的な製品を生み出したいです。

コニカミノルタは自分のアイデアを実践できる会社です。私も入社時から、好きなことに挑戦させてもらっています。会社や事業部の方針に沿うものであれば、上司や他部署のメンバーも応援してくれます。否定することなく、必要なサポートやアドバイスをくれる仲間がいる環境は特別です。実現したい技術や夢がある方は、私たちと一緒にぜひ具現化しましょう。

One Day

< 子どものお迎えがない日 >

  • 9:00出社、メール確認
  • 10:00営業部門と今後の進め方検討会
  • 12:00昼休憩
  • 13:00グループ週報会
  • 16:00顧客やベンダーとのMTG日程調整
  • 17:00休憩
  • 17:30ディスプレイメーカーに提案する
    資料を作成
  • 19:30仕事終了

< 子どものお迎えがある日 >

  • 9:00出社、メール確認
  • 10:00「SAZMA」プロジェクトの全体会議
  • 12:00昼休憩
  • 13:00ディスプレイメーカーに、進捗状況を報告
  • 15:00材料メーカーに、新規テーマに必要な材料について相談
  • 16:00チームメンバーからの相談に対してアドバイス
  • 17:00社内会議用の資料作成
  • 17:40仕事終了、子どものお迎えへ

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