2019年3月期 第2四半期 株主通信

特集

当社の連結売上高の50%以上を占めるオフィス事業。
約200万社の顧客基盤と約150カ国にまたがる販売体制を活かして、着実な収益拡大を図っています。

世界全域で販売台数を拡大し複合機のカラー化をリード

2003年のコニカとミノルタの経営統合以来、当社は一貫してA3カラー複合機の分野でNo.1を目指すジャンルトップ戦略を推進してきました。その結果、現在では、欧州を中心にA3カラー複合機においてトップクラスのシェアを獲得しています。
こうした強みを活かして、当社では新興国を中心としてモノクロ複合機からカラー複合機への切り替え需要の拡大が見込まれる地域でのシェア拡大を図っています。複合機のカラー化が進んでいる先進国ではカラー化率が80%以上となっている一方、中国では17%、インドでは11%、中・東欧では46%と、今後さらなるカラー化が見込まれます。当社は以前から、こうした成長国での販売を強化しており、現在、台数ベースでは中国、東欧で1位、インドで2位のポジションを確保しています(当社推計)。
こうした地域戦略が狙い通り進捗し、2018年度上期の販売台数は、前年同期比で順調に伸長しています。

A3カラー複合機の国・地域別の販売台数シェア

A3カラー複合機の販売台数比率

A3カラー複合機の販売台数伸張率(対前年同期比)

複合機とITサービスを組み合わせ、高付加価値なビジネスを展開

高付加価値化に向けた戦略として、複合機とITサービスを組み合わせて提案する「ハイブリッド型販売」を推進しています。複合機という機器単体だけでなく、IT環境の一括管理やセキュリティ強化といったお客様の業務課題の解決につながるサービスを提供することで、お客様との長期的な関係構築を図っています。
こうしたサービスの付加価値がお客様から認められ、各地域においてハイブリッド型販売の比率は高まっており、契約の更新率やお客様1社当たりの売上・利益の向上につながっています。

東欧エリア総責任者コメント

カラー化比率の高まる成長市場で
A3カラー複合機のシェアを維持・拡大していきます

ロマン ティエルカ
Roman Tihelka
Managing Director, Cluster East,
Konica Minolta Business Solutions Europe GmbH

現在、東欧エリアにおける当社のA3複合機のシェアは、台数ベースで1位の地位を確保しています。東欧ではカラー化率が40%台にとどまっていますが、今後は西欧同様、80%台まで拡大すると見込まれています。
当社はビジネスの約70%をお客様との直接取引で展開しており、お客様に密着した営業体制で、様々なニーズに迅速かつ的確に対応できるのが、強みになっています。今後は、個々のお客様の潜在的な課題を提起し、その課題解決をサポートすることで、市場における存在感を一層強固なものにしていきます。

高齢化、要介護者の増加にともない深刻化する介護人材不足。
当社は、介護施設向け支援サービス「ケアサポートソリューション」を通じて、介護業務を変革し、介護スタッフの過重労働やストレスの軽減に貢献しています。

約30%の業務効率化を実現し、介護の質向上に貢献

人材不足に悩む介護施設では、介護スタッフ一人ひとりの業務が増大しています。加えて、予期せぬ事態に備えている介護スタッフは、精神的にもストレスが大きいことが課題となっています。
「ケアサポートソリューション」は、天井に設置した近赤外線カメラと、動きを感知するセンサーを通じて入居者の行動を認識し、介護スタッフが持つスマートフォンに通知するというシステムです。
これによって介護スタッフは、起床や離床、ケアコールの通知時などに居室に行くことなく入居者の様子を映像で確認でき、状況を把握してから対応方法を判断できるようになります。また、スマートフォンで介護記録の入力やスタッフ間での情報共有もリアルタイムでできるため、広い施設を動き回る必要がなくなり、業務負担を大幅に軽減できます。さらに、入居者の転倒・転落発生時のみ事故前後の状況を記録できることから、適正な処置や正確な事故原因の究明が早期にでき、介護スタッフや入居者のご家族の安心感にもつながっています。このシステムを導入した施設では、平均約30%の業務効率化を実現。その分、介護スタッフに「ゆとり」が生まれ、入居者のリハビリ介助やスタッフの教育などに労力と時間を費やすことができます。これによって、介護サービスの品質向上、入居者の満足度向上まで実現しています。

ケアサポートソリューションの主な機能

ケアサポートソリューションの導入床数

お客様の声

介護スタッフの満足度の変化を実感しています

ケアホーム西五反田 施設長
橋本 盾彦 様

介護スタッフ
駒崎 真理 様

ケアサポートソリューションによって、スタッフ間の情報共有や介護記録が容易にできます。転倒などがあった時にも、映像の記録があるので正確な情報が得られ、ご家族への説明もきちんとできるうえ再発防止も図れます。
業務効率や改善の成果から、介護スタッフの満足度の変化も実感しています。今後も、介護スタッフが「自分たちの親をこの施設に預けたい」と思えるような施設であり続けたいと思います。

事業責任者コメント

在宅介護の分野でも最適なケアを実現したい

コニカミノルタ株式会社
グループ業務執行役員
産業光学システム事業本部 QOLソリューション事業部 事業部長
三浦 雅範

私たちは、将来的には在宅介護も支援していきたいと考えています。センサーで要介護者の行動を認識しながら、家族やケアマネージャー、介護スタッフら全関係者で情報共有できる仕組みをつくれば、最適なケアを実現できます。また、より広く介護の分野に貢献していこうと、介護事業者やハウスメーカーなど、同じ志を持つ人たちと協力し、「ケアフィロソフィーパートナーズカンファレンス(CPPC)」というソーシャル型企業連合も発足させました。当社の技術を核に、各社とつながることで、新たな価値創造に挑戦していきます。

関連リンク

ケアサポートソリューションのテレビCMが放映中です