知的財産で切り拓く持続可能な未来
GX時代を支える技術開発と知的財産
当社は、「気候変動への対応」や「有限な資源の有効利用」といった重要な社会課題を的確に捉え、これらの課題を起点にバックキャストの発想でアプローチすることにより、早い段階から環境負荷の低減や脱炭素社会の実現に寄与する技術開発に積極的に取り組んできました。
その成果として、GX(グリーントランスフォーメーション)に関連する技術分野で多数の特許を出願してきました。これらの特許技術は、再生可能エネルギーの活用、エネルギー効率の向上、資源循環型社会の構築など、持続可能な未来に不可欠な要素を支えるものです。
今後は、これら特許出願を含む知的財産の中から、事業の選択と集中の方針に沿って、特に将来性が高く競争優位性を確保できる技術を厳選し、戦略的に活用していきます。具体的には、成長分野におけるコア技術を守り、強化するための知財戦略を推進し、ライセンス展開や共同開発などのオープンイノベーションも視野に入れながら、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させていきます。
WIPO GREENへの技術・特許登録
当社は、国連の世界知的所有権機関(WIPO)が運営する、持続可能技術の国際的なマーケットプレイス「WIPO GREEN」において、多数の技術や特許を積極的に登録しています。

2019年、当社は「WIPO GREEN」のパートナーとして参画し、知的財産の領域におけるSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを推進してきました。知的財産部門が中心となり、独占権と考えられがちな特許権を特定の分野において開放することによって、新しい時代の知的財産の活用の在り方を模索しながら、自社が開発した環境関連技術・特許でSDGsの達成に寄与しようという取り組みです。
これまでに70件を超える環境関連技術や特許を「WIPO GREEN」のデータベースに登録・開放することによって、地球規模で深刻化する環境問題の解決を支援しています。
当社が登録する技術・特許は、主に以下の分野に関するものであり、環境保全と経済成長の両立を目指すSDGsの理念の実現に貢献するものです。
- 次世代エネルギーの観点から研究開発を進めてきた、集光型太陽熱発電に用いられるフィルムミラー
- 低照度でも発電能力が得られる色素増感太陽電池
- 安全性向上や長寿命化の次世代技術として注目を集める全固体アルカリ金属二次電池
- 高い発熱効率によって大きな省エネ効果を実現する面状発熱体
- インクジェットで描く低環境負荷・高性能な透明導電膜
当社は、知的財産を単なる権利保護の枠にとどめるのではなく、世界と共有することで新たな価値を創出し、持続的な未来の実現に貢献することを目指しています。当社が培ってきた技術と知見を積極的に開放することで、国際社会とともに解決への道を切り拓きます。
これからも、環境保全と経済成長の両立を支える革新的な技術開発を進め、持続可能な未来の実現に向けて挑戦し続けます。
「WIPO GREEN」について
2013年にWIPOによって設立。オンラインデータベースとネットワークで構成され、新しいテクノロジーの所有者を、グリーンテクノロジーの商用化、ライセンス供与、または配布を検討している個人または企業と結びつけることで、グリーンテクノロジーの革新と普及を促進するだけでなく、気候変動への取り組みにおける発展途上国の取り組みにも貢献している。
https://www3.wipo.int/wipogreen/en/








