2022年3月期 第2四半期 株主通信

ご報告

コニカミノルタサプライズ辰野工場の爆発事故に関する報告

2021年7月6日と8月12日、デジタル印刷機用のトナー(粉状のインク)を生産する辰野工場において、爆発事故が発生しました。今回の事故を受けて、複合機用のトナーを生産する甲府工場の稼動も止め、第三者機関の客観的な助言を含めた社内調査を実施。安全性を確保する目途が立ったため、甲府工場は10月18日から、辰野工場は11月8日から生産を再開しました。今回の件で、多大なるご心配をおかけしたことを心よりお詫び申し上げますとともに、再発防止策をご報告いたします。

同じ事故を起こさないために~原因と対策~

2度の事故は、いずれもプリンターに使われるトナーの二次乾燥工程で発生しました。社内調査の結果、原因として乾燥の際にフィルターから発生した静電気が粉塵爆発を引き起こした可能性が高いとの判断に至りました。
そこで、二次乾燥工程を排除した新たな生産工程を導入することとし、専門家によるリスク評価のうえ安全性を確認し、生産を再開しました。今回の事故を真摯に受け止めて再発防止に努めてまいります。
※粉塵(ふんじん)爆発:酸素のあるところで、漂っている細かい粉(粉塵)に、火花や静電気などの火だねが引火して爆発が起きること。