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製品・ソリューションにおける資源有効利用

資源有効利用】に関する取り組み

コニカミノルタにおける地球資源の使用量を削減する製品

循環資源の活用拡大

リマニュファクチャリング(再製造)機の展開

複合機1台と、分解して取り出した外装板金・基板・トナーカートリッジ・搬送ユニットなど多数の部品を床一面に並べた写真
複合機に使用される部品

コニカミノルタは、使用済みの複合機を分解し、厳格な基準に基づいて部品を再活用して、再製造する「リマニュファクチャリング」の取り組みを実施しています。

2026年6月には再製造機※1「bizhub RMシリーズ」を発売開始しました。「bizhub RMシリーズ」は、コニカミノルタの国内の再生工場において、使用済み複合機を部品レベルにまで分解・清掃し、使用可能な部品の厳選、劣化・摩耗した部品の交換をして再組立てを行います。その後、厳格な再使用基準に従って新造機※2と同等の品質保証を行ったうえで、製品化したものです。部品再利用率を平均80%以上(最大85%)とすることで、新規地球資源投入量を大幅に抑制しています。

  • ※1一度市場で使用された製品を再製造し、安全性・品質・性能に影響する変更を加えて、使用前同等の状態にして再び市場に供給するもの。
  • ※2新品の部品を使って新たに製造され、一度も市場で使用されていない製品。

リファービッシュ(中古機再生)モデルの展開

使用済みトナーボトルの再充填

コニカミノルタでは2021年から、回収した使用済みトナーボトルにトナーを再充填して供給する体制を構築し、欧州で販売を開始しました。この取り組みにより、トナーボトルの新造にともなう資源の投入を削減しています。

複合機本体における再生プラスチック材の使用

再生PC/PETの外装材であることを示す緑色の外装をまとった複合機「bizhub C360i」の写真
通常の白と黒の外装の複合機「bizhub C360i」の写真

再生PC/PETを採用した「bizhub C360iシリーズ」

コニカミノルタの複合機では、使用済みペットボトルおよびPCガロンボトルを外装材に、使用済み遊技機から回収したABS樹脂を内装材にリサイクルする取り組みを進めています。複合機への再生材使用率を向上させるため、強度や難燃性、成型容易性を向上させるケミカルプロセッシング技術の開発に取り組んできました。2019年に発売した「bizhub C360i」シリーズでは、再生材使用率を約70%まで高めた再生PC/PETを外装材に、約95%まで高めた再生ABS樹脂を内装材に採用しています。これにより、再生素材の使用は本体総樹脂量の重量比で約35%まで高まりました。2024年に発売した後継の「bizhub C361i」シリーズでも、同等以上の再生材使用率を実現しています。

複合機の消耗品における再生プラスチック材の使用

再生素材でつくられた大小2本の白いトナーボトルを並べた写真
再生素材で生産したトナーボトル

コニカミノルタでは、ポリエチレン製ミルクボトルを複合機用のトナーボトルにリサイクルしています。牛乳の臭いや品質悪化につながる微細細胞を取り除く洗浄技術を開発し、メキシコとマレーシアで量産体制を確立しました。トナー容器の原材料における再生材使用率は40%にまで高めることに成功しており、今後は100%に引き上げることを目指します。

ミルクボトル再生利用の流れ
廃棄ミルクボトルを廃棄物回収業者がボトル回収・選別・粉砕し、再生材メーカーが洗浄・異物除去・ペレット化したうえで、供給先が成形してトナーボトルになるまでの流れを示した図

地球資源投入量の削減

複合機ユニットの長寿命化

情報機器の画像形成に必要なプロセスユニットには寿命があり、必要に応じて交換する必要があります。「bizhub C360i」シリーズでは、特に寿命の短いドラムユニットの長寿命化に取り組み、従来機に比べ20%の長寿命化を実現しました。また、ユニット寿命を予測する仕組みを搭載することで、お客様が画像不具合に遭遇する前の最適なタイミングでユニット交換をすることを可能にしました。

デジタル印刷機の小型化・軽量化

デジタル印刷システム「AccurioPress C7100」の写真
デジタル印刷システム「AccurioPress C7100」

製品の小型化・軽量化は、原材料使用量や製造時のエネルギー消費の削減、廃棄時の環境負荷軽減に大きく寄与します。コニカミノルタは、コア技術を活かした技術開発によって性能を向上させつつ小型化・軽量化を図り、環境負荷の少ない製品開発を積極的に進めています。
デジタル印刷システム「AccurioPress C7100」では、高速機同等の自動化・効率化・スキルレスを実現しながらも、従来機種と比べて本体の横幅を約15%、重量を約25%削減しました。

液晶偏光板を保護するフィルムの薄膜化

ロール状に巻かれた透明で薄いTACフィルムの写真
TACフィルム

コニカミノルタでは、強みとする製膜技術を活かして、液晶ディスプレイの偏光板の保護、高機能化に使用されるTACフィルムやCOPフィルムの薄膜化を推進しています。これにより、ノートPCやスマートフォンなど最終製品の軽量化はもちろん、使用する材料を削減することで省資源化に貢献します。

  • TAC:トリアセチルセルロース
  • COP:シクロオレフィンポリマー

お客様の地球資源使用量の削減に貢献する製品・ソリューション

地球資源使用の削減貢献効果のある製品・ソリューション

その他の地球資源使用量削減に寄与する製品・ソリューション

インクジェット捺染工程を短縮し、薬剤使用量を削減する、反応染料用インライン前処理インク

インクジェット捺染に使用される反応染料インクは、濃く鮮やかに発色させ、洗濯後も色落ちしないようにするため、薬剤を生地にコーティングする前処理が必要です。使用される薬剤は廃棄時に適切に処理することが求められ、その設備や費用も繊維産業の負担となっています。
コニカミノルタは2025年にインライン前処理インク「O'ROBE(オーローブ)」の提供を開始しました。本インクは、必要な場所に必要な分量だけ、反応染料インクと同時に塗布できます。これにより、前処理用薬剤の使用量を大幅に削減できます。

インライン前処理インク「O'ROBE(オーローブ)」使用による生産工程の変化
従来のインクジェット捺染では前処理剤コーティングと乾燥の工程が必要だが、O'ROBE使用時はプリント工程で前処理を同時に行うため前処理工程が不要になり、エネルギーと薬剤の使用量を削減できることを示した図

将来の地球資源使用削減の貢献に向けた技術開発の事例

安定した品質の再生材供給を拡大する技術

白・水色・黒・グレーなど色の異なる再生材のペレットを、コルク栓つきのガラス瓶7本に入れて並べた写真
再生材のペレット

コニカミノルタでは、2011年から自社複合機に再生プラスチックを使用してきた実績があり、さらなる活用拡大に向けて、社外展開の取り組みを進めています。

一般的な再生プラスチックは、原料である廃プラスチックの品質のばらつきにより特性が安定せず、その材料を用いた成形では高い良品率の担保が難しい傾向にあります。その課題に対してコニカミノルタのセンシングとAIの技術を活用し最適な条件で混練、成形を行うことで、安定して良品を生産することができます。

再生材の製造・供給に強みを持つMJマテリアルとのパートナーシップにより、より多くのお客様に再生材を展開することで、社会における資源の有効利用拡大に貢献していきます。