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環境

基本的な考え方

環境方針・環境戦略の全体像

コニカミノルタは、早期に長期環境ビジョンを掲げ、2050年のあるべき姿を定め取り組んできました。中期的には2030年の目指すべき姿であるマテリアリティに「気候変動への対応」「有限な資源の有効利用」を掲げ、企業成長と環境課題の解決を経営の中核に据え、環境経営を推進しています。

コニカミノルタの環境戦略

コニカミノルタでは、「コニカミノルタグループ行動憲章」にて、環境に対する行動原則を定めるとともに、それを具体化した環境方針を定めています。これらに準じ、コニカミノルタは「環境課題を解決していくことで、事業を成長させ、さらには新しい事業を創出していくこと」を基本的な考えとし、気候変動をはじめとした地球環境課題の解決に貢献しながら会社の成長を図ることで、世の中から必要とされる会社になることを目指しています。

コニカミノルタの環境戦略

戦略・目標・実績

戦略と代表的なKPIの進捗

気候変動

戦略

長期環境ビジョンとして、2050年に製品ライフサイクルCO2排出量(スコープ1、2、3)をネットゼロにすることを目指し、自社責任範囲の環境負荷低減を進めます。同時に、コニカミノルタの製品やサービスを通じて顧客や社会における温室効果ガス排出の削減を促進する「CO2削減貢献量」を創出・拡大することに取り組んでいます。2025年度には、CO2削減貢献量が、製品ライフサイクルCO2排出量を上回りました。2050年に向けては、お客様の課題解決を加速する製品の拡大により、コニカミノルタ統合以来のCO2排出量を上回るCO2削減貢献量を社会で創出してまいります。

KPI進捗

スコープ1,2,3削減の実績と移行計画
製品ライフサイクルCO2排出量(スコープ1、2、3)の推移と削減目標を示した積み上げ棒グラフ。基準年2018年度はスコープ1,2が330千トン・スコープ3が1,128千トン。基準年比で2025年度目標-20%、2025年度実績-32%、2028年度目標-33%、2030年度目標-36%、2035年度目標-50%と削減し、2050年度にネットゼロを目指す
CO2削減貢献量の拡大実績と計画
CO2削減貢献量の推移と目標を示した棒グラフ。2022年度実績593千トン、2025年度目標800千トンに対し2025年度実績は1,118千トンと目標を上回り、2028年度目標1,200千トン、2030年度目標1,240千トン、2035年度目標1,500千トンと拡大していく
気候変動
気候関連財務開示

コニカミノルタは、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言に賛同し、枠組みに沿った情報開示を実施しています。気候関連リスクと機会の特定・評価・管理プロセス、シナリオ分析の結果、移行計画などを統合的に開示しています。

TCFD開示

資源有効利用

戦略

長期環境ビジョンとして「2050年自社地球資源使用量ゼロに向けて」を掲げ、投入資源量の最小化と循環資源への切り替えを進め、自社ビジネスの循環経済への移行を進めます。あわせて、コニカミノルタでは、社会全体の資源循環・循環経済への移行を進めるため、当社の製品やサービスを通じてお客様・社会での地球資源使用の削減貢献量を拡大させていきます。

地球資源:原油や鉱物資源などの新たな採掘をともなう資源で、一般に枯渇性資源と同義

KPI進捗

自社地球資源使用量の実績と計画
自社製品における地球資源(バージン材料)使用量の推移と削減目標を示した積み上げ棒グラフ。地球資源使用量は基準年2019年の135千トンから2025年目標108千トン、2025年実績91千トン(2019年比▲33%)、2028年目標97千トン(▲28%)、2030年目標95千トン(▲30%)と推移し、2050年目標で90%以上削減を目指す。あわせて再生材料・バイオマス材料などの循環資源への置き換えを進める
地球資源使用削減貢献量の実績と計画
地球資源の使用削減貢献量の推移と目標を示した棒グラフ。2019年度実績320千トン、2025年度目標400千トンに対し2025年度実績は425千トンと目標を上回り、2030年目標・2050年目標に向けてさらに拡大していくことを示している
資源有効利用

化学物質

国際潮流に先駆けて「予防原則」に基づき、製品の調達・製造から使用、廃棄に至るすべての段階において安全確保と自然生態系の汚染防止を推進しています。

化学物質

水資源

コニカミノルタの事業にともなう水資源への依存と影響を評価し、水リスクの低減・お客様での水資源有効利用につながる取り組みへつなげています。

水資源

生物多様性

「ネイチャーポジティブ」や「森林破壊ゼロ」社会の実現を支持し、生態系への依存と影響を踏まえた事業活動を推進しています。

生物多様性
自然関連財務開示

2024年、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)アーリーアダプター企業の登録を行うとともに、TNFDフォーラムメンバーとして加盟しました。TNFD提言に沿って、自然資本・生物多様性に関する依存・影響・リスク・機会を開示します。

TNFD開示

体制

環境マネジメント

コニカミノルタでは、経営と環境活動を一体的に推進するために、ISO14001に基づくマネジメント体制を運用しています。環境に対するリスク・機会の両側面において、グループ全体の環境パフォーマンスの継続的な改善を推進しています。

環境マネジメント

バリューチェーン横断での環境活動

コニカミノルタでは環境経営の実行に当たり、バリューチェーンそれぞれの段階で実施すべき活動を定義しています。製品・サービスの企画・開発段階、調達・生産段階、販売・サービス段階でステークホルダーの皆様と共に環境負荷低減と企業成長を両立する取り組みを通じて、社会から必要とされる会社になることを目指しています。

コニカミノルタの環境活動を中心に、企画・開発、調達・生産、販売・サービスの3段階が循環し、それぞれ環境負荷低減製品・ソリューションの創出、自社生産拠点・お取引先の環境負荷低減、環境デジタルプラットフォームによる顧客関係強化に取り組むことを示した図
バリューチェーン横断での環境活動

取り組み

気候変動への対応・有限な資源の有効利用の取り組み事例

ロール状に巻かれた透明な高耐水バリアフィルムを作業員が確認している写真 製品/ソリューション
製品・ソリューションにおけるCO2削減

製品ライフサイクルCO2を低減する自社製品と、社会におけるCO2削減貢献量を拡大する製品・ソリューションを創出し続けています。

作業場に並べた複数の複合機を、作業員がそれぞれ動作確認・検査している写真 製品/ソリューション
使用済み製品の回収・リユース・リサイクル

コニカミノルタでは一度販売した製品を市場より回収し、再度有効利用する取り組みを行っています。

白・水色・黒・グレーなど色の異なる再生材のペレットを、コルク栓つきのガラス瓶7本に入れて並べた写真 製品/ソリューション
製品・ソリューションにおける資源有効利用

継続的に、地球資源使用量を低減する製品や、社会での地球資源使用量削減に貢献する製品・ソリューションを創出しています。

屋根一面に太陽光発電パネルを敷き詰めたコニカミノルタビジネステクノロジーズ(マレーシア)社の工場を上空から見た写真 生産
自社拠点での再生可能エネルギー活用

社会の脱炭素化を推進するためにも、中長期での再生可能エネルギー拡大に目標を持ち、継続的に再生可能エネルギー利用量を高めています。

工場の屋外に設置された、ダクトが接続された銀色の大型気化式加湿器の外観写真 生産
生産拠点での省エネルギー推進

製造業として、生産プロセスのエネルギー効率を向上させることは重要な責任と捉え、計画的な削減を行っています。

複数の処理槽と配管が並ぶ排水処理場を上空から見た写真 生産
生産拠点での資源有効利用

コニカミノルタは製造業として、自社生産プロセスでの資源の有効利用と排出物低減を徹底して行っています。

トラックの荷台に、パレットに載せた段ボール箱を隙間なく積み込んだ写真 物流
物流におけるCO2削減

コニカミノルタはグローバルサプライチェーンを有し、その物流による環境負荷を管理し低減することが重要と捉え、取り組みを継続しています。

段ボール箱に収めた複合機を、エアー緩衝材で固定した梱包の写真 物流
物流における資源有効利用

自社製品の物流時に活用される包装材料についても、自社技術開発により地球資源の有効利用を進めています。

コニカミノルタのロゴを入れた白い営業車を側面から見た写真 販売
販売活動でのCO2削減推進

コニカミノルタの複合機・デジタル印刷システムの販売・サービス体制の中で、エコドライブなど自社CO2排出量低減に努めています。

紅白幕の前で3名がテープカットを行っている写真 適応
気候変動への適応

脱炭素社会への移行を進めるだけでなく、気候影響が顕在化した際の自社の持続性を確保する取り組みを行っています。