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製品・ソリューションにおけるCO2削減

気候変動】に関する取り組み

コニカミノルタの製品ライフサイクルCO2を削減する製品

製品使用段階のCO2の削減

複合機では、用紙にトナーを定着させる際に加熱する必要があり、定着時の電力を小さくすることが、全体の消費電力低減において重要となります。コニカミノルタでは、より低温で定着できるトナーとして「Simitri Vトナー」を独自開発しました。これにより、定着温度を従来機より約15℃低減しました。2024年に発売した後継機「bizhub C361i」シリーズでも低温定着の技術を適用し、同技術を適用する以前の製品と比べ、TEC値を約22%低減しています。

TEC値(Typical Electricity Consumption):複合機を1週間、特定の条件で稼働させた場合の電力消費量を表す数値。

bizhub C361iシリーズと前任機とのTEC値比較
bizhub C361iシリーズと前任機のTEC値(kWh)を比較した棒グラフ。低温定着技術適用前の機種は0.54kWh、C360iを経て、後継機C361iは0.42kWhとなり、適用前と比べTEC値を約22%低減していることを示している

材料調達段階でのCO2の削減

コニカミノルタでは、資源の有効利用に向けて、製品の小型軽量化や再生利用の取り組みを進めています。これらの取り組みは地球資源使用量の削減だけでなく、新規材料調達によるCO2排出量を削減することにもつながります。

お客様のCO2削減に貢献する製品

CO2削減貢献効果のある製品・ソリューション

コニカミノルタでは、製品ライフサイクルCO2排出量を削減するだけでなく、お客様・社会でのCO2削減貢献量を拡大しています。

その他のCO2削減に寄与する製品・ソリューション

温室効果ガスの漏洩を防止するガス監視ソリューション

コニカミノルタの「ガス監視ソリューション」は、コア技術であるレンズ設計技術、画像処理技術を応用し、温室効果の高い炭化水素系ガスを可視化します。強風時や高所・高温施設など、従来のガス検知器の使用が困難な環境でも、漏洩箇所の特定と漏洩量の計測を素早く簡単に行うことができます。
コニカミノルタは、世界的に取り組みが進む石油ガス事業者のメタン排出量削減活動に対し、本ソリューションを提供することで、ガスの漏洩による気候変動への影響の抑制に寄与します。

天候や周囲の状況にあわせて選択できる9つの画像モード
同じ配管を可視画像・可視ガス雲画像・温度画像・赤外画像・ガス強調AR画像・高感度AR画像・ガス強調画像・高感度画像・赤外ガス雲画像の9通りで表示し、ガスの漏洩箇所が色で浮かび上がることを示した図

インクジェット捺染工程のエネルギー使用量を削減する、反応染料用インライン前処理インク

コニカミノルタは2025年にインライン前処理インク「O'ROBE(オーローブ)」の提供を開始しました。本インクは、必要な場所に必要な分量だけ、反応染料インクと同時に塗布できます。これにより、コーティング後の乾燥工程が不要となり、電気やガスなどのエネルギーの使用量が大幅に削減できます。あわせて、前処理用薬剤の使用量を大幅に削減することで、薬剤の調達にかかるCO2の削減にも貢献します。

インライン前処理インク「O'ROBE(オーローブ)」使用による生産工程の変化
従来のインクジェット捺染では前処理剤コーティングと乾燥の工程が必要だが、O'ROBE使用時はプリント工程で前処理を同時に行うため前処理工程が不要になり、エネルギーと薬剤の使用量を削減できることを示した図

将来のCO2削減の貢献に向けた技術開発の事例

ペロブスカイト太陽電池の量産化と普及を支える技術

ペロブスカイト太陽電池は軽量・柔軟・高効率という特徴から、従来のシリコン太陽電池では設置できなかった場所に設置でき、気候変動緩和に向けたソリューションとして期待されています。コニカミノルタでは機能材料事業で培った技術を活かし、水分に弱いペロブスカイト材料を保護し、製品の長寿命化を支える高耐水バリアフィルムの供給が可能です。さらに、ペロブスカイト発電層の分割塗布を可能にするインクジェットヘッドと、塗布状態を非接触で可視化するハイパースペクトルイメージング検査(塗布ムラ、膜厚)を組み合わせ、量産安定化と普及促進に貢献していきます。

ペロブスカイト太陽電池向けバリアフィルム
ロール状に巻かれた透明な高耐水バリアフィルムを作業員が確認している写真