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資源有効利用

基本的な考え方

コニカミノルタはマテリアリティのひとつに「有限な資源の有効利用」を掲げています。世界人口の増加にともない、資源の消費量は年々増加しています。世界規模・各地域での資源使用を最小化し有効に活用する社会ニーズを機会とリスクの両側面から捉え、事業を継続・拡大することを基本戦略としています。
この戦略を「長期環境ビジョン」として掲げ、取り組みを設定しています。

長期環境ビジョン:有限な資源の有効利用

2050年には地球資源の使用をゼロに近づけるという長期環境ビジョンを設定しています。具体的には、自社製品に投入する資源の量を削減するとともに、投入する資源を再生材料、バイオ材料などの循環資源に積極的に切り替えていくことで、2050年までに地球資源使用量の90%以上削減(2019年比)を目指します。これにより、新たな採掘をともなう資源の使用量を極小化し、環境負荷低減に貢献するとともに、自社の資源調達/ビジネスモデルのリスクを低減することを推進していきます。

地球資源:原油や鉱物資源などの新たな採掘をともなう資源で、一般に枯渇性資源と同義。

自社製品における地球資源(バージン材料)使用量の推移と削減目標を示した積み上げ棒グラフ。地球資源使用量は基準年2019年の135千トンから2025年目標108千トン、2025年実績91千トン(2019年比▲33%)、2028年目標97千トン(▲28%)、2030年目標95千トン(▲30%)と推移し、2050年目標で90%以上削減を目指す。あわせて再生材料・バイオマス材料などの循環資源への置き換えを進める

コニカミノルタでは、自社の地球資源使用量を削減するだけではなく、社会全体の循環経済への移行を進めるためにも、当社の製品やサービスを通じてお客様・社会での地球資源使用削減貢献量を拡大していきます。
コニカミノルタの強みである、オンデマンド生産プロセスへ変革することができる製品・ソリューション、さらに、社会における資源のリサイクル促進・リサイクル材料の使用拡大に貢献するセンシング技術や材料技術の適用拡大することで、社会全体の循環経済への移行に貢献します。

地球資源の使用削減貢献量の推移と目標を示した棒グラフ。2019年度実績320千トン、2025年度目標400千トンに対し2025年度実績は425千トンと目標を上回り、2030年目標・2050年目標に向けてさらに拡大していくことを示している

戦略・目標・実績

コニカミノルタでは、長期環境ビジョンのマイルストーンとして中期環境計画2025目標を設定し取り組んできました。2025年度には、自社地球資源使用量、地球資源使用削減貢献量共に目標を達成しました。
2026年度からは新しい中期経営計画「Corporate Plan 2026-2028」では、新たに目標2028年、2030年、2035年の目標を設定し、中長期の視点で計画的な削減を進めていきます。

主要KPI

自社地球資源使用量

自社地球資源使用量には、その年度におけるコニカミノルタ製品本体・包装の投入地球資源量が含まれています。
中期環境計画2025では、2025年度の自社地球資源使用量が91千トン(目標108千トン)となり、計画を上回る使用量削減ができました。この目標達成を確実にするために、重要な管理指標(KPI)に「施策による自社地球資源使用の削減量」を設定し取り組んできました。2025年度までに14千トンの地球資源使用量削減を行う計画に対し、実績として18千トンの削減となりました。循環資源の利用拡大が大きく進展したことが達成要因です。
2028年、2030年目標として、事業拡大により地球資源使用量の増加が予測される中、それを上回る削減施策を継続することで、2050年地球資源使用ゼロに向けて、削減を継続していきます。

施策による自社地球資源使用の削減量
中期環境計画2023〜2025の累計目標△14千トンに対し、累計実績は循環資源利用拡大15千トンと小型軽量・省資源製品の拡大3千トンを合わせた△18千トンとなったことを示したグラフ

地球資源使用の削減貢献量

地球資源使用の削減貢献量とはコニカミノルタの製品が導入されなかった場合と比較してお客様や社会の地球資源使用の削減に貢献した量としています。例えば、コニカミノルタの主力事業であるプロフェッショナルプリント事業において、従来の刷版プロセスから削減された資源量や、ハイパースペクトルイメージング技術によりプラスチックのマテリアルリサイクルに貢献した資源量が含まれています。
中期環境計画2025では、2025年度の地球資源使用の削減貢献量が425千㌧(目標400千㌧)となり、計画を上回る削減貢献となりました。
2050年に向けては、独自のセンシング・AI技術で実現するインテリジェント再生材(供給安定性と品質安定性に優れた再生プラスチック材料)や、ペロブスカイト太陽電池の生産性向上技術、および国立研究開発法人 産業技術総合研究所と共同研究を進めているバイオモノづくりのプロセスモニタリング技術などを実用化し、お客様・社会での地球資源使用の削減貢献量をさらに拡大していきます。