人的資本戦略
基本的な考え方
コニカミノルタは、少子高齢化による生産人口の減少、AI/ロボティクスをはじめとしたデジタル技術の進化、持続可能な社会への要請、急速に高まる地政学リスクといったマクロ環境の中、「Imaging to the people」という経営ビジョンを掲げ、中期経営計画「Corporate Plan 2026-2028」にて、ROE8%を実現し、その先に目指すROE10%以上の礎を築くための経営戦略を打ち出しています。
この実現に向けて、人的資本こそが企業価値創出の源泉であると位置づけ、「人財」と「企業文化」を両輪として相互に機能させることで、顧客・パートナー・社会をはじめとするすべてのステークホルダーとの共創による “コニカミノルタならでは”の価値を提供し、持続的成長につなげていく姿を人財ビジョンとして掲げています。
特に当社の強みである多様な人財の活用は不可欠であり、違いを力にして相互に刺激を与えあうことで他社にない付加価値を創出できると考えております。
また、その基盤として、安全で安心して働ける職場環境づくりを重視しています。
そのために、コンプライアンス遵守(適切な労働慣行)、安全衛生の徹底、健康経営の推進に取り組み、多様な人財が安心して能力を発揮できる環境の整備を進めています。
こうした取り組みを通して、一人ひとりが高いエンゲージメントをもって能力を発揮し、活躍できる組織をつくることで、未来に向けて社会から必要とされ、持続的な成長を実現する会社を目指していきます。
戦略・目標・実績
人財力最大化のための重要指標
人財ビジョンの実現に向けた取り組みの進捗を継続的に把握し、改善につなげるため、主要KPIとしてエンゲージメントスコア※を設定しています。エンゲージメントは、人財の成長、組織風土、多様性の活用、働きがいといった要素が総合的に表れる指標であり、人的資本経営の成果を把握するうえで重要なKPIと位置づけています。
エンゲージメントの把握にあたっては、「Your Voice」と名付けたグローバルサーベイを毎年実施し、従業員エンゲージメントをスコア化しています。
※エンゲージメントスコア:Your Voice(Global Employee Survey:グローバル従業員意識調査 0~10段階で回答)における、該当設問「社外の人に、コニカミノルタで働く事をどの程度勧めますか」の回答平均点。
会社の持続的成長のため、多様な人財が共創し新たな価値を創出する姿を目指し、さまざまな取り組みを進めています。中期経営計画(2023-2025)の期間である2023年度から2025年度にかけて、スコアは10点満点中6.8から7.1へと向上しました。
- ※1Your Voice(Global Employee Survey:グローバル従業員意識調査、0〜10段階で回答)における、該当設問「社外の人に、コニカミノルタで働く事をどの程度勧めますか」の回答平均点。
- ※2目標値は、業界(世界のテクノロジー企業全般)水準に連動して設定するため、毎年見直します。目標設定時(2023年度)の業界平均値は7.7でしたが、2025年度の実績値に基づく業界平均値(2025年度の目標値)は7.3となりました。
- ※32028年度目標は、2026年度目標(業界平均値)に0.2ポイント上乗せした値を設定しています。参考までに、2025年度の業界平均値7.3を使用すると7.5です。
- ※42025年度の実績値に基づく業界平均値(2026年度の目標値)は7.3、業界上位25%(2030年度の目標値)は7.7です。
データ詳細は、ESGデータ内の社会データ>グローバル従業員意識調査結果を参照ください。
人的資本戦略の実現に向けたアプローチ
人財ビジョンの実現とエンゲージメントの向上に向けて、人的資本戦略に基づき「人財」「企業文化」の強化と「働く上での基盤」の整備を推進しています。各領域の考え方と具体的な取り組みについて、以下のページでご説明します。
人財
自ら学び続け、事業や地域の壁を越えて挑戦し、成果創出に貢献する人財の育成に取り組んでいます。
企業文化
多様な人財が互いを活かし合い、共創と挑戦を通じて新たな価値を生み出す企業文化の醸成を進めています。
働く上での基盤
多様な人財が安心して能力を発揮できるよう、安全・健康・適切な労働慣行を人的資本経営の基盤として整備しています。