社会貢献活動
基本的な考え方
コニカミノルタは、「企業市民」として社会から支持され、必要とされる存在となるために、事業を活かして貢献できる社会的な課題にグループワイドで取り組むとともに、それぞれの地域社会の課題に応える活動を継続的に行い、持続可能な社会の実現に貢献します。
取り組み
地球環境問題
コニカミノルタは地球温暖化防止や資源循環、生物多様性の保全に向けて注力していきます。事業活動を通じて培った環境技術やノウハウを活用するとともに、チャリティー企画への協賛や環境保護活動への参加など、幅広い取り組みを通じて環境課題解決に取り組んでいます。
コニカミノルタの環境戦略と社会貢献(日本)
地球環境保全は、人類共通の課題です。コニカミノルタは、チャリティーや社員によるボランティア活動だけではなく、コニカミノルタが培った環境経営ノウハウをお客様やお取引先といったステークホルダーに広め、それぞれのステークホルダーの活動が拡大することで、環境負荷低減の加速化に貢献することを目指しています。
コニカミノルタは、環境経営やノウハウについて、セミナーや講演会の形で、企業だけでなく、地方自治体やアカデミアに対しても要請に応じて実施しています。
さらに、お客様をはじめとする企業の皆様に、環境経営の実践に役立つ当社のノウハウやツールなどを共有・提供し、お客様企業での環境負荷低減を支援するグリーンマーケティング活動を展開しています。この活動をきっかけに企業間の関係強化につながり、ビジネス面においても製品・サービスの取引に結びついています。また、お取引先に対しても環境負荷低減とコスト削減を支援するカーボンニュートラルパートナー活動を進めています。
コニカミノルタは、自社の活動範囲にとどまらず、お客様、お取引先、地域社会といったさまざまなステークホルダーとともに環境負荷低減を進めることで、社会全体の環境負荷低減に貢献しています。
生物多様性保全のため養蜂を実施(フランス)
コニカミノルタビジネスソリューションズ(フランス)社では、パリにある会社のビルの屋上を緑化し、ミツバチの巣箱を設置して養蜂を行っています。フランスにはミツバチを大切にする伝統があり、人口密度の高い都会で養蜂することにも理解があります。周辺地域のさまざまな果樹、野菜、花などの植物の受粉に、この巣箱で育ったミツバチが役立っています。また、採取した蜂蜜を瓶詰にして従業員向けに販売し、得られた売上をチャリティー基金(コニカミノルタビジネスソリューションズ(フランス)社が立ち上げた基金。毎年障がいのある人々が文化芸術、スポーツ振興を行うための基金)に寄付する取り組みを通じて、従業員の生物多様性保全意識の向上と、地域社会への貢献を図っています。
環境保全活動を支援(オーストラリア)
コニカミノルタビジネスソリューションズオーストラリア社は、長年にわたり地域の環境保全ボランティア団体を支え、従業員の派遣や寄付を通じてその活動を後押ししてきました。支援先の一つであるLandcare Australia(Landcare、Coastcare、Bushcareなど約6,000の地域環境保全団体を支える非営利団体)には、毎年最大50名の従業員がボランティア休暇を活用して現地活動に参加しています。また、従業員の寄付と同額を会社が上乗せする「ワークプレイス・ギビング」も導入。助成制度を通じて、先住民言語プログラムや干ばつ対策、山火事後の生態系再生といった取り組みへの資金提供も続けています。
森林保護活動に協力(日本)
コニカミノルタでは、さまざまな森林保護活動に参加、協力しています。
「高尾の森づくりの会」は、東京都西部に位置する裏高尾の国有林において、生来の植生を考慮しつつ、間伐、植樹、下草刈りなどの作業を通して、針葉樹と広葉樹が混交した豊かな森の復元を目指しています。この会に法人会員として参加し、従業員もメンバーの一員として、毎月森づくりに汗を流していました。
また、コニカミノルタのデジタル印刷システムを用いて、同会の季刊の会報を制作し、提供していました。
その他、世界の各地で環境保全活動のためにボランティア社員の派遣、サイト周辺清掃活動、団体の支援を行っています。
フランス国立森林局との提携(フランス)
コニカミノルタビジネスソリューションズ(フランス)社は、フランスの森林保護・保全を担う公的機関「フランス国有林野庁(ONF)」を重点的に支援しています。
ONFは欧州最大の生物多様性に関する専門家ネットワークでもあり、その地域森林管理の質は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)からも評価されています。
このパートナーシップは、毎年更新される全国規模のプログラムとして展開されています。
ウェルビーイング・地域社会
コニカミノルタは、人々の健康・安心な暮らしの実現や地域社会の発展に向けて注力していきます。事業活動を通じて培った医療・デジタル技術やノウハウを活用するとともに、患者支援団体への協賛や地域コミュニティへの参加など、幅広い取り組みを通じて社会課題の解決に貢献しています。
新生児の病的黄疸(核黄疸)の早期発見・治療支援
病的黄疸(核黄疸)は、出生早期に新生児の体内で黄疸の原因物質であるビリルビンの体内濃度が一定の値を超えることで、脳のはたらきなどに異常をきたし脳性まひの原因になります。過去には日本でも脳性麻痺の3大原因の一つとされていましたが、測定機器(経皮黄疸計)を用いた早期の発見・治療をするシステムにより激減しました。しかし、世界にはノウハウやリソース不足などの理由から、厳密な黄疸管理ができず、有効な早期発見システムが構築できていない地域があります。
新生児の死亡率低減に向けた「核黄疸撲滅プロジェクト」に協力(ミャンマー)
コニカミノルタは、2017年から2019年にかけてミャンマーで実施された、厚生労働省が国立国際医療研究センターを実施主体として委託している医療技術等国際展開推進事業である「核黄疸撲滅プロジェクト」に参加し、必要な測定機器の貸し出しやメンテナンス、データ解析などを行いました。
コニカミノルタは、1980年に世界で初めて経皮式の黄疸計を開発し、日本での核黄疸撲滅に貢献してきました。本プロジェクトを一つのモデルケースとして、今後もアジアでの黄疸管理の普及に貢献していきます。
「UCSF新生児遠隔医療プログラム」に黄疸計を提供(米国)
米国のUCSFベニオフ小児病院(UCSF Benioff Children's Hospitals)では、2020年に「UCSF新生児遠隔医療プログラム」の一環として、黄疸合併症のリスクが高い生後1週間の新生児に対して、親による在宅黄疸モニタリングの臨床試験を行い、実用化に向けたデータ収集と分析を実施しました。このとき使用する黄疸計12台をコニカミノルタが提供して支援しています。
乳がんの早期発見推進の取り組み
コニカミノルタ(株)は、乳がんの早期発見をサポートする乳房構成解析ソフトウェアや乳房用超音波診断装置を提供しています。この事業に関連して、乳がん早期発見の重要性を訴える「ピンクリボン運動」を支援しています。
各地でがん患者支援団体を支援
コニカミノルタグループは、各地で乳がん患者や家族を支援する団体を支援しています。
豪州では、コニカミノルタビジネスソリューションズ(オーストラリア)社が、Breast Cancer Network of Australiaを支援しています。
また、英国では、2025年に開始したCancer Research UK(英国がん研究支援団体)とのパートナーシップを通じ、英国のコニカミノルタは、従業員、お客様、パートナーの皆さまが募金・ボランティア・啓発活動を通じて社会に貢献できる機会を創出してきました。本パートナーシップは、地域社会とのつながりを強化するとともに、人命を救うがん研究の推進を支援するものです。
これまでの活動には、チャリティーウォーク、募金キャンペーン、地域のCancer Research UK店舗でのボランティア活動、寄付の取り組み、啓発を目的とした教育イベントなどがあります。これらの活動は、有意義な社会的インパクトの創出、従業員エンゲージメントの向上、そしてCancer Research UKの重要な取り組みへの貢献につながっています。
地域のスポーツにおける社会貢献(日本)
コニカミノルタは、「コニカミノルタ陸上競技部」が長年培ってきた走りのノウハウや、走ることの楽しさを地域の皆様へ届けるため、「ジョギング教室」を定期的に開催しています。
小学生を中心に、初心者の方から本格的なランナーまで幅広い世代の皆様にご参加いただき、選手・スタッフとの交流を通じて、走る喜びやスポーツの魅力を体感していただける機会づくりに取り組んでいます。
今後も地域社会とのつながりを大切にしながら、スポーツ振興への貢献を続けていきます。
防災水資源「救いの泉」を地域に提供(日本)
コニカミノルタ(株)は、2014年度、東京都日野市および日野市立病院と災害時協力協定を締結し、災害時に医療施設が必要とする大量の透析水・治療水や、地域住民の飲用・生活用水を供給できるよう、東京サイト日野に保有する井戸に停電時においても稼働できるよう自家発電装置を設置し、防災水資源「救いの泉」として整備しました。2021年度には対象範囲を東京都八王子市にも拡大し、市内の災害拠点病院や水道局などとの連携により、地域の安全・安心に貢献していきます。
ハンディキャップを持つ人々を支援する企業内基金を設立(フランス)
コニカミノルタの複合機は、障がいの有無に関わらずすべての人が簡単に使えることを目指す、ユニバーサルデザインの視点を取り入れて、設計されています。
情報機器販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズフランス社は、この考え方をさらに広げて、障がいを持つ人々がスポーツ、娯楽、文化、教育や仕事などに参加しやすい環境を作ることを目指し、公共の場所のバリアフリー化などを目的とした企業内基金を設立しました。従業員の提案から始まったこの活動は、今や会社全体に広がっており、従業員一人ひとりが寄付などの形で参加しています。
NPOや文化施設・文化的な催事の実行組織に協力し、地元レベルから全国規模のプロジェクトまで幅広い活動に対して、資金を提供しています。
例えば、パリのケ・ブランリ美術館では、視覚障がい者の方が館内の様子を理解するための三次元モデル制作を支援。また、シャモニー渓谷に車いす用の小道を作ったり、大西洋岸の浜に車いすの方が海水浴に利用できる設備を作ったりする国立森林公社の活動に協力しました。
そのほか、レジャー施設の整備・改修をはじめ、障がい者のためのパラスポーツ用品の寄付、レジャーボートの乗降口の改修、介助犬の購入・養成、自閉症の子供向けの学習器具の寄付など、さまざまな活動を実施しています。
次世代人財育成
コニカミノルタは、次世代を担う人財の育成と学びの機会の創出に向けて注力していきます。事業活動を通じて培った技術・知見を活かすとともに、就学支援や科学技術の振興、キャリア形成への協力など、幅広い取り組みを通じて次世代の可能性を広げることに貢献しています。
公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団を通じた研究支援(日本)
公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団は、コニカ創立者のひとりである杉浦仙之助の遺志により、写真科学の研究を助成し、もって学術の振興および文化の向上に寄与することを目的として、昭和41年に設立された「橘保善会」を基としています。
平成5年より財団としてその活動を受け継ぎ、現在は公益財団法人として、科学技術の振興、学術の発展及び文化の向上に寄与することを目的に、科学技術(特に光と画像の領域)の研究に対する援助・支援を行っています。
コニカミノルタは、その趣意に賛同し、財団事業の継続と発展のため寄付等により協力しています。
プラネタリウムを通した地域貢献(日本)
プラネタリウムでの体験学習は、天体の動きを直感的に理解できるだけでなく、学ぶ楽しさや探究心を育む貴重な機会となります。コニカミノルタは、直営のプラネタリウム施設を活用した学習投映を実施し、地域の小学生が月や星の動き、星座の仕組みについて学ぶ機会を提供しています。
学習投映に使用されるプラネタリウム製品についてはこちらをご覧ください。